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プラグインの話(1)

DAWによるDTM作業には各種プラグインが欠かせない。
リバーブ、ディレイなどの基本的なものからEQ、コンプ、リミッターetc...自分も気がつけば3桁におよぶプラグインを使っている。最近ではそういったエフェクトプラグインだけではなく、シンセやドラムの音源もプラグインソフトに頼っている。
まあ、プラグインソフトにも人気の流行があって、ほとんどのDTMerが持っている「標準」と言われるものから、怪しいレアなものまでさまざまだ。
特にアナログシミュレーション系のプラグインなんて、「信者」といえるほどの盲目的ユーザーも多数いる。
まあ流行りのソフトというのは、それなりに「一日の長」というか、使い勝手が良いとか音のクオリティが良いといったアドバンテージがあるのだろうけど、自分はちょっとへそ曲がりなところがあって、
「流行りのもん使ったら、他の人と同じになってまうやん」
と思ってしまうタイプ。
まあ使いますけどね、定番は。
だけど、それほど「セール」には煽られません。たとえ「黒金」でも(笑)。
◯◯を使ったら、有名なエンジニアの△△みたいなサウンドになる…みたいな魔法はない。
それに、たくさん持っていても、結局はお決まりのやつしか使わなかったりする(汗)。
そーゆーとこ、ちょっと洋服と似ているかも…。

やっぱり試行錯誤という経験値と自分の耳を信じたい、最後はね。


TAKUTO参上

藤原ナオヒロのサポートメンバーとして参加しているドラマーのTAKUTOは、もともとJazz系の人なのでレギュラーグリップだ。
(何の話?という人はスルーしてください(汗))
自分が藤原ナオヒロのサウンドに求めているのは、パワー感より繊細さなので、個人的にはレギュラーグリップは好ましいと思っている(なんかカッコいいし)。

えーと…何を隠そう、自分もかつてドラムを叩いていたのだが(高校のブラバンから始まって、わりと真面目に習っていた)、やはり私もずっとレギュラーグリップだった。

余談はさておき、マッチドグリップに比べてレギュラーグリップは、ちょっとキレが悪くなりがち…(敢えて比べたら、という程度の話だが)。
まだTAKUTOとのセッションは始めたばかりなので何とも言えないが、シーケンスとの同期をしているので、キレ(というかタイトさ)は、今後の課題として重要なポイントになるかもしれない。

シーケンスとの同期については、機材的なシステム構築も含めて、いろいろな意味でまだ試行錯誤中。
ブッキングライブへの参加なども考慮して、できるだけ、シンプルかつコンパクトなセットで、確実に同期を成立させるのはどうすればいいのか、いろいろ試してみるしかないなぁ…。
早くいいグルーブが生まれるといいのだけど…。


たまにはアプローチを変えてトラックを作ってみる…か。

大木理紗さんのトラックを作るにあたって、いろいろと音ネタを物色中。
まず音色から考えるというプロセスは、自分にとっては珍しいことなのだけど…。

大木さんはプログレ界のレジェンドではあるけど、あまりプログレというワードに囚われたくない。
今の時代に何かコンテンポラリーなことをやれば、何かしらのジャンルで語られることになるのだろうな、とは思うけど、ただ、先日、レジェンドとしての大木さんを崇拝するファンの方が、昔のCDにサインを求めている姿を見て、実はちょっと怯んだ(汗)。
キャリアの長いアーティストを手がけるときは、往年のファンのことも考えるべきなのだろうけど、大木さん自身はあまりそこらへんはこだわらないみたいなので、そこに関してのプレッシャーは持たなくても良いのかな…? ちょっと悩む。

自分はわりといろいろなスタイルの枠の中で音を組み立てていくタイプの作家だけど、大木さんの音楽は思考にストレートに語りかけてくるタイプの音楽なので、ここは素直に、脳の中で聴こえている音に忠実に作ってみようと思う。

大木理紗さんというアーティストとコラボレーションできることも楽しみだけど、自分自身がこの歳になって新しいことに挑戦できることが、本当に楽しみ。

不安をモチベーションに変えて…

今日はhiros(HiroYuki.)のアルバム制作の打ち合わせ。
hirosは次のアルバムから本名の「関根弘之」名義で出すことになるかもしれない。
HiroYuki.からhirosにアーティスト名を変えたばかりだが、本人がいろいろと考えたうえで決めたことなので、反対する理由はない。
まだ確定ではないが、ほぼその方向でいくだろう。
さて、楽曲はいままでHiroYuki.名義およびhiros名義でリリースしたシングルの5曲(アルバムミックス)と未発表曲1曲、シングルの別バージョン1曲、そして新曲が少なくとも1曲の予定。
配信およびCDでのリリースで、アートワークは関根自身が手がける予定。
来年、1月か2月頃にリリースのつもり(汗)。

さて、Anpank and A Recordsとしては、大木理紗さん、藤原ナオヒロの新曲リリースも控え、モチベーションは一気に高まってきた。ナオヒロに関してはレコ発ライブも企画中なので大忙し。
プロデューサーとしては、これらが売上につながることを祈るばかり…(汗)。

ここからが勝負

藤原ナオヒロの「Limit Unlimit」はコンセプト・アルバムだったので、その次のシングルの新曲の方向性に悩んでいる。
いままでの延長線上でやるのも良いが、それでは成長も挑戦もないのではないか?という思いも…。
シングルということもあって「次のコンセプトへの橋渡し」という考え方もある。
自分の理想としては、特に意識しないで制作しても「作品がテーマを引き寄せる」こと。
藤原ナオヒロ・プロジェクトの実力が試される時だ。

ドラム音源を変えてみる

いままで、ドラム音源といえば、FXpansionのBFD3か、ちょっと手を抜きたいときはLogicのDrummerなどを使ってきた。
音色的にはいろいろと調整もできるし特に不満はなかったけど、BFD3は機能が豊富すぎて複雑だし、Drummerは痒いところにいまひとつ手が届かない感じでなんか違うな…と思いながら。
そして、このたび知人に薦められてAddictive Drums2を試してみた。

Addictive Drums 2

いい感じです(えっ、いまさら?…って言われるのは覚悟)。
使い勝手的には、求めていたのはこれかも。
操作性のシンプルさは重要。音も加工しやすい。
最近のDTMの世界は、いろいろなことが出来すぎて、それはそれで良いのだけど、いつもじっくりと時間をかけられるわけじゃないのが悩ましいところ。
まあ極論をいえば、正直、ソフトとかプラグインとか、何を使ったかはどーでもいい。結果オーライなので。
要は自分の手足のように使いこなせて、いかに早く目的の音に近づられるかどうかが大事。
ドラム音源に限ったことではないが…。

Logic Pro Xのクリック音

昨日の大木さんの仮歌録りはApple Logic Pro XをホストDAWにした。
(簡易なシステムでも低レイテンシーモードで、エフェクトセンドに「低レイテンシーセーフ」を有効にすればモニターリバーブができるため)
その際、大木さんから「クリックを片側からだけにしてほしい」とのリクエスト。
普段やらないことなので、一瞬、「あれ?どうやればいいんだっけ?」とアタマが真っ白に。
そう、Logic標準のクリックでは、パンがないのだった(汗)。
音色も大木さんには耳に痛い音だったらしく、ハイハットみたいな音に変えてほしいと…。
まあ、とりあえず新たにクリックトラックを作ってUltrabeatでクリック音を作って対応し、何とか事なきを得たけど、標準のクリック機能、もっとフレキシブルに使えるように予習しておくべきだった(汗)。
藤原ナオヒロのライブでは同期を使う。
ドラマーにクリック音を送らなければならないので、次回リハまでに要対策。

仮歌レコーディング

今日は、大木理紗さんに、ウチ(Anpank and A Records)での最初のリリース曲の仮歌と仮ピアノを録らせてもらった。
それがアレンジをする上でのガイドトラックになる。
でも、仮歌なのに、もう、そのままでいいじゃん(汗)という出来。
いやあプロの仕事、見せつけられた。
早く世の中に送り出したい。
でも、プレッシャー…。
そんな複雑な思いに駆られている(汗)。

今日の日が記念日…♪

今日はドラマーのTAKUTOとナオヒロの記念すべき初顔合わせ。
取り敢えず、気が合いそうでよかった。
音楽の話も合うし、互いにリスペクトし合える関係になれそうな予感…。
次回からは本格的なリハーサル開始。
どうか良いGROOVEが生まれますように…。

新しい展開…

Facebookではすでに告知しているが、自分を追い込むために、敢えてこちらでも広く告知しておく。
このたび、我らが[Anpank and A Records]レーベルに、大木理紗さんという素晴らしいアーティストをお迎えすることになった。
キャリア、実力ともに兼ね備えた、プログレやジャズの世界ではレジェンド的存在…。
現在もスタジオミュージシャンとしてオールマイティーに大活躍されているが、世代によっては「ファイナルファンタジー ヴォーカル・コレクションズ」やディズニー映画等のミュージカル・サウンドトラックを歌っているシンガーとしてご存知の方もいるかもしれない。
ジャンルに囚われず新しい挑戦をしていきたい…ということで、プロデュースを委ねて頂くことに。
私自身も、自分の世界を広げる新しい挑戦に心が震えている(というか緊張している)。

ついでに、蛇足ではあるが、大木さんは藤原ナオヒロのボイストレーナーでもある。
いや、ホント素晴らしい声です。
詳細はまた後日。取り急ぎご報告まで。

いきなりの同期ライブ

昨日は、あるイベントのオープニングアクトとして藤原ナオヒロがミニライブを務めさせて頂いたので、私もキーボードとして参加した。
女子高生のベーシストにアラフィフのギタリスト…と私を除いたとしても、かなり世代幅の広い寄せ集めバンド。
まあこんな機会でもなければ、フレッシュなJKと一緒にステージに立つという機会はないだろう(ちなみにそのご両親は私より年下だ、、、、、)。
しかも、藤原としては初体験の同期を使ったライブ。

※ちなみに「同期」とは学年が一緒とかの同期という意味ではありません(汗)。生演奏と打ち込み音源とを同期させて演奏するスタイルのこと。

本当はせっかくなのでDigital Performerをシーケンスホストとして使いたかったのだけど、時間がなくてAppleのLogic Pro Xを使用した。
(データの移行をする時間がなかったので)
実は前々日まで、ピアノ、ギター、ベースのスリーピースでやるつもりで、同期でやる予定はなかった。ただ、どうもまとまりのない演奏になりそうだったので、ドラム、パーカッションを打ち込みで入れることになり、ついでに少々上モノもかぶせた次第。PAのほうの受け入れも可能だったので前日のリハから無理やり決行。
さて、結果としては、特にミスやトラブルもなく無難に終了。
でも、成功だったのか失敗だったのか、実はよくわからないのです(汗)。
自分的には同期ライブはいやじゃない。ずっとそれでやってきたので経験値もある。
でもオーディエンス的にはどうなのかな。
いろいろな課題が見えた、ということだけは分かった。

さて、今回はイベントのための1回限りのバンドだったけど、そろそろ固定メンバーを決めなければいけない時期。
ドラマーは確保しているので、早く他のパートを決めないと…。
さて、次の一手は?

もちろん良い作品を作る、というのが前提の話。

敬愛するユーミンこと松任谷由実の全カタログが主要配信サイトにてサブスクリプションも含めた配信を開始した。しかもGOH HOTODAのマスタリングで!
(ああ、やっと! 待っていました!!)
実はユーミンのような長年に渡って活躍する大物アーティストが配信を始めることで、インディーズのアーティストにも恩恵がある。
もともと若者だけをターゲットに絞った戦略なら、あまり関係ないのかもしれないが、例えば、私がプロデュースする藤原ナオヒロやhirosなどは、楽曲の性質からCD世代の人たちもターゲットに含まれる。その年代って、実は配信は敷居が高かったりするのです。
でも、ユーミンが配信を始めるとなると、今まで躊躇していたユーミンファンのおっさん、おばさんたちもこれを機会にサブスクとか始めちゃうわけで…(私の周囲でもそういう人が多い)。
実際に、ユーミンが配信を始めた影響かどうかは定かではないが(アンケート等のエビデンスはないし、まあそんな単純は話でもないだろうけど)、今月の藤原ナオヒロのストリーミング数はすでに先月の10倍に。
日本は欧米に比べて配信利用者の割合は少ないと思うけど、これでやっと日本も本格的な配信文化に移行か!?
これは商機…そして励み。

https://www.universal-music.co.jp/matsutoya-yumi/subscription/

心配性…

どちらかと言えばみっともない話ではあるが、私は自分が抱えるアーティストに対してはちょっと過保護だ。プロデューサーであると同時に、マネジャーでもあるわけだし…。
(というのは言い訳にはならないが)
オーディションにもついていってしまうステージパパぶり…。
でも、今日の大切な選考面接は、さすがについて行くのはやめた。
いいかげん子離れしないと(汗)。

P のお仕事

音楽プロデューサーと言えば聞こえはいいが、世の中の人が思っているほどカッコいいもんではない。
メインのお仕事は金勘定だ。
もちろん、音源制作における制作責任者ではあるけど、同時に予算責任者でもあるのだ。そして最後に全てにおいて責任を取るのもプロデューサーなのである。
場合によっては自ら営業してスポンサーやタイアップを探さなければならない。
昔、大きなイベントをプロデューサーとしていくつか手がけていた頃は、まだ時代も良かったのでそのへんはあまり苦労しなかった。ちょっとお願いすれば3桁~4桁万円くらいのお金はすぐに集められた。
いまはダメです。そんなに容易にはいきません。厳しい時代です。
(まあでも懐かしんで過去に戻れるわけじゃないので…)
新しいビジネスモデルを模索してはいるけど、インディーズでスタンドアローンでやっているとどうしても限界が…。
とりあえず今、必要なのは「良き人脈、良き仲間」かな…。

ところで、本業は作曲家・編曲家であり、ピアノ弾きではあるけど、グラフィックデザイナーでもあるので、CDパッケージのジャケ写やブックレットのデザインから入稿までの一連のアートワークも請け負っています。
もしよかったら、そちらのほうも受注を受け付けておりますので…(笑)。


ヴォーカルの録り方心得 その3

Logic pro Xが10.4.2になり、Melodyneが4.2にアップデートされてARAを介して完全連携を果たした…ということは…?
もしかして、Logicの中で、FlexPitchのようにMelodyneが使えるってこと?
ステキです!
まだ試していないけど、きっとシアワセなDTM生活が待っている。
あ、しばらくヴォーカル録る予定、ないんだった(汗)。
そのうち、レビュー的な何か、書きます。

当たり前に思えることが実は凄いことだった

先月、「JV-1080が手放せない…」というトピックで、20年以上前の機材がまだ現役で働いてくれていることを書いた。
そして昨日「Future MIDI Expansion」に関するこの記事を目にした。

https://www.dtmstation.com/archives/52019803.html

なるほど、20年以上前の機材をMIDIを介して最新のDAWで走らせることができるって、深く考えていなかったけど、考えてみたら凄いことだな。
OSが新しくなるとちょと古いソフトも立ち上がらなくなる時代に…。
(ちなみに10年ほど前に買った某大手メーカーのMIDIインターフェースは、ドライバが現在のOSではすでに動かないけど…)

ジェレミーとレオナルド

自分はキーボードプレーヤである。
一応、ピアノの専門教育を受けてきたので、そこそこ弾ける。
…なのでDTMの打ち込み作業は、ステップ入力するよりリアルタイム入力のほうが断然早い。
ついでに高校時代はブラスバンド部でパーカッション・パートだったので、ドラムもそこそこ叩けた。
(もう何年も叩いていないので過去形だけど…)
ただ残念なことに、弦楽器が全然ダメで、中学生の頃、小遣いを貯めてフォークギターを買ったけど、あまり上達しなかった。
いや、上達どころかいまだに全然弾けない。
だから自分がアレンジするギターパートやベースパートは、きっとギタリストやベーシストに言わせればすごくウソ臭いだろうな、と思うわけで…(汗)。
それでもまあ、ここ十年くらい、ギターやベースのソフトウェア音源は、かなりリアルなアーティキュレーションを再現できるようになった。
昔と違って、今ではデモ段階でかなり「それっぽい」ギターパートやベースパートが作れるので、完成形がイメージしやすくてとても便利。
リードギターなど、存在感バリバリなパートなんかはあとでギタリストに本物のギターに差し替えてもらうにしても、サイド的なパートでは打ち込みのまま「嘘ギター」や「嘘ベース」を貫くことも少なくない(汗)。まあ、特にポップスの歌モノでは。
…逆に、これは絶対にホンモノじゃないとダメという場合もちゃんと心得ています。
要は「何を聞かせたいか」が大事なわけで。
現在好評を頂いている藤原ナオヒロの「Limit Unlimit」も、ゲストプレイヤーのImai氏のギター以外は、アコースティックギターもエレキギターも全て私の嘘ギター…一応、内輪では「ジェレミー」という名前の専属ギタリストという設定にしています(汗)。
あ、ベースは「レオナルド」君です。

In wine there is truth

藤原ナオヒロのネットラジオ「ミッドナイトデザート」で、ナオヒロの奴、「僕はボーカル売りじゃないので…」なんて言いやがった!
あれ? 弱気?
っつーか、あかんやろ、歌手なんだから(笑)。
ダメダメ、逃げ道つくっちゃ。

ネットラジオ「藤原ナオヒロのミッドナイトデザート」25

JV-1080が手放せない…

DTM環境の進化に伴い、気がついたらハードウェア音源はあまり使わなくなった。ソフトウェア音源のクオリティも格段に進化し種類も豊富…何より、DAWの中で完結したほうが手っ取り早い。
清水の舞台から飛び降りる覚悟で、あこがれのシンセを「男の60回」(←分かる人にはわかる)で購入したのも今は昔…今の若者は羨ましい。

さて、そんな私の環境でも、一台だけ、現役で働いてくれているハードウェア音源がある。

その名は「Roland JV-1080



エキスパンジョボードを4枚搭載して、今でも故障ひとつ無く、元気に働いてくれている。
後継機種として、その後「JV-2080」や「XV-5080」…そして現行機種の「INTEGRA-7」とその系譜は続くけど、自分はずっと初代の「JV-1080」だ。
これだけは、どうしても手放せない。
なにしろ20年以上前の機種なので、操作性も拡張性も今となってはいまひとつ…でも音色に関しては「コイツじゃなきゃダメ」という音色が多くて…。
それにどのバンクの何番目にどんなパッチがあるか、ちゃんと頭に入っているので、音を探してあれこれ悩まなくて済む。

問題は、そのエクスパンションボード。経年劣化で電解液が漏れて最悪の場合、発煙する可能性があるらしい…。そろそろ潮時か!?(涙)

新しいソフトウェア音源は次から次へと登場する。
音色のトレンドもどんどん変わっていく。
自分もいろいろと新しいものを試すのが好きだ。
でも、ひとつくらい、手足のように何も考えずに使える音源があるのも良いものですよ、ソフト・ハードに限らず。

今日の投稿を、10年後にもう一度読んでみようと思う

音楽なんてもんをやっていると、どこがゴールなのか分からなくなる時がある。
もちろんビジネスとしては、それなりの収益を上げることが目標。
そんなこたぁ当たり前なわけで、でも、だからと言ってそれがゴールかと言えば、違うような気もする。
以前、尊敬する某プロデューサーに「終わりのない旅」と言われたことがあったけど、「自分が現役でいられる期間はあとどれくらいなのだろう…」ということを考える年頃になって、具体的にどこに着地したいのか、いろいろと思いを巡らすようになった。
細かく逆算していかないと、死ぬまでにやりたいこと、全部できねーじゃねーか!

まあ、当たり前のことだけど、目的と目標は違う。
目的とは…まあ、自分が音楽をやる意味、理由…かな。
とにかく、目標を追っている間に目的を忘れないようにしたい。

作曲のお作法

作品を作る時、自分はメロディーから作る。
そしてそのメロディーをガリガリと五線に書いていく。
コード進行から作る場合もなくはないけど、そういう場合はたいがいメロディーが出来た時点でコード進行は最初に決めたものとはガラリと変わっていることも多い。
たぶん、メロディーを考えている頭の中で、コードも一緒に鳴っているからだと思う。
簡単なドラムパターンやリズム系ループのトラックに合わせて作る場合もある。それでも次に考えるのはメロディーだ。
そう、結局はメロディー。全てはメロディー。
これは歌モノポップスでもジャズ系インストでも、私の場合は変わらないセオリーだ。
なぜなら、自分の場合は、メロディーに「感情や情景」の情報を埋め込むことを意識しているから。
その「感情や情景」がフィクションであっても、ノンフィクションであっても、そう。

歌モノで曲先(先にメロディーを作って後から歌詞を乗せる)でもそれは同じ。
作詞家にはメロディーの情報から何かしらのメッセージを受け取ってもらい、それを作詞家が考える世界観に当てはめてもらう。背景や設定を取っ払った感情の動きが、私がメロディーに込めたものと同じなら、それは大成功。
いままで評価の高かった作品は、たいがいそのへんのコミュニケーションが上手くいった結果だ。

ついでに言えば、アレンジは線画に色をつけていく感覚かな。
曲によって水彩絵具だったり油絵具だったり、時には色鉛筆かも…。
あえてシュールな色彩にしてしまう場合もあれば、印象派を狙う時もある。
まあ、正直に言えば、あまり塗り絵は得意じゃないみたい(汗)。
なにしろ「ツメが甘い」もので…。

天気予報がキマグレでは困ります…

Hana-Utaのトピックでも書いたが、hirosの『キマグレ天気予報』がリリースされた。
そのトピックではこの曲はフォークな感じと書いたけど、パワーコード炸裂のロック調でも良かったのかな…。
まあ、hiros本人が気に入ってくれているので、良しとします。
どうぞ、聴いてやってください。

「アートする」って言葉、なんかヘンだよね?

音楽クリエーターは、大雑把に分類すると(あくまでも大雑把…ここ大事)、アーティストタイプと職人タイプに分かれるということは、古今東西、よく言われている。
自分は、ずいぶん昔から「打ち込み」メインだったし、カラオケ制作などもやっていた時期があるせいか、「職人タイプ」と言われることが多々あるけど、全然違います(笑)。
だって、いつもツメが甘いもん(自爆)。
決して理論派ではなく感覚に頼ることのほうが圧倒的に多いし(まあ、感覚は理論の積み重ねなのかもしれないけど)、周囲にいる圧倒的な職人的スキルを持ち合わせている人を見てしまうと、とても恥ずかしくて「職人肌」などと言えない。
それに、決定的に「違うな」と思うのは、私はオーダーを受けて、それに応じて作品を作る、ということがとても苦手。
自分が作りたいモノしか作れない…。とてもワガママなクリエーターなのである。
だから自分が作りたい音楽を受け入れてくれる人としか、パートナーを組めない悲しい体質でもある(生産性がない…とも言う)。

まあ、そういう意味で、「アーティストをプロデュースする」という立場は、とても自分に合っている。
それもかなりワンマンなプロデュース手法で(汗)。
もう、ほとんど洗脳(笑)。
誤解を恐れずに言うなら、そのアーティスト自身が僕の作品…そのくらいのキモチでやっている。ガッツリと四つに組んで。
アーティストからすれば、面倒臭いプロデューサーだと思うけど、それが自分の「やり方」だし、他のやり方って知らないんだよね…(汗)。
それに、自分がリスペクトするアーティストたちも、そういうリレーションシップの中で音楽を生み出していることが多い。
リレーションシップというより、師弟関係に近いのかもしれないけど(笑)。

正直に言えば、その方法論でプロデュースをして失敗したこともある。
相性の問題とかそういう精神論ではなく、現実的な問題でいろいろと不可能なこともある。
音楽と言えども、ビジネスであり生活なのだから、仕方がない。

まあ話が逸れたが、私は決して職人肌ではない、ということが言いたかった。
じゃあ、何者かって?
うーん…アーティストをアートするアーティスト…みたいな?

「Limit, Unlimit」はギャツビーの世界なのである

手前味噌になってしまうが、藤原ナオヒロのアルバム『Limit, Unlimit』の評判がわりと好評。ありがとう。
さて、アルバムのタイトル・チューンの「Limit, Unlimit」の歌詞…まあ、これは藤原本人が書いているのだけど、彼はバブルを経験していない世代なのに、やたらバブリーな世界観…。
彼のライフスタイルも、至って質実剛健。無駄遣いは嫌いだし、どちらかと言えばケチなほうだ。
たとえばバブルを経験した世代が、それを風刺したり、懐かしさを皮肉ったりした歌詞を作ることはわりとあるけど、何故かこの歌詞、むしろバブルに肯定的…というか憧れさえ感じる。なぜ?

理由はどうやら彼が見た映画のようだ。
ディカプリオ主演の『華麗なるギャツビー』…。ふーん、なるほど。
(※男性用化粧品の商品名ではないぞ)
私もあの映画は好きだ…というか、彼にその映画を観るように勧めたのは私だった(汗)。
その映画は別にバブルを描いている、というわけではない。まあ「無常観」みたいなものを感じる、という意味では確かにバブルに似ている。私自身は「もののあはれ」的なものを感じたけどね…。
きっと藤原ナオヒロはその映画にインスパイアされた「一瞬の煌めき」のようなものを描きたかったのだろう。そして、その煌めきはいつかは消えてしまうのだけど、たぶん、その後に来る、本当の「虚無」というものを、ナオヒロはまだ知らない。

いつか、彼がそれを歌詞の世界で表現できる日が来ることを、長い長い長ーい目で見守ることにしよう。

マグロって泳ぐのをやめたら死んでしまうの、知ってた?

藤原ナオヒロのアルバムがリリースされて約一ヶ月、今はプロモーションや対外的な活動に力を入れなければならない時期。
もちろん、それらを怠るわけにはいかないけど、やっぱり制作している時が一番楽しい。
もう、早く次のアルバムを作りたくてしかたがない。
どんどん作って、作ったら勝手に売れてくれればいいのに…。
(もちろん、そんな虫のいい話はないが…)
作っているときは苦しくてしかたがないのに、作っていないときは禁断症状…。
この歳になっても、まだ「作りたい」という意欲が残っているもんなんだな、良かった。
死ぬまでその気持ちを保てるのか、それともいつかそんな気持ちも無くなってしまうのか…。
もしかしたら、自分との闘いになるのかも…。

さて、ライブアレンジのプランでも練りますか(汗)。

鼻歌ってどうして鼻歌っていうんだろう…?

本日は、私がプロデュースするhirosのリリース情報なのである。
今週から来週にかけて、HiroYuki.改めhiros名義の新曲が立て続けに2曲リリースされる予定。
まず先にリリースされるのは『HANA-UTA』(作詞・作曲:hiros / 編曲;Jomi Kubota)だ。
ボサノバだけど、本場のボサノバより少しポップ。
現実世界では、まだまだ残暑が続くけど、少し涼しげで気怠い夏の終わりの雰囲気を感じて頂けたら…と。
実はこの『HANA-UTA』、アレンジがもう1パターンあって、それはいずれアルバムにボーナストラックとして入れたいと思う。
(hiros本人は、こちらのほうが気に入っているみたい…)

もう一曲、たぶん来週あたりに『キマグレ天気予報』(作詞・作曲:hiros / 編曲;Jomi Kubota)という曲をリリースする。(9月10日配信開始)
まだ残暑が残る秋の行楽シーズンにピッタリのドライブ・ソング。
うっかりするとフォークっぽくなってしまいそうだったので、できる限りポップなノリを心がけてアレンジしたけど、ホントは徹底的にフォークにしてしまったほうが良かったのでは?と少し後悔もしている。どちらにしても、正直、自分的には少し苦手なジャンルなので苦労した(汗)。「正解」なんて無いのかもしれないけど、これでよかったのかどうかと悩むのはいつものこと…。
とりあえず、hirosがhirosらしければ、それでいい。

Notatorの思い出…

先日、DAW環境の話として、ずっと前はDigital Performer(以下"DP")を使っていたのに、いつの頃からかPro ToolsとLogic Pro Xに乗り換え、最近再びDPを復活させた…という話を書いた。
実はさらにもっと前、1990年前後だったと思うけど、MacでもWindowsでもなく(あ、まだWindows自体がなかったですね)、ATARI 1040STというコンピューター上で、C-Lab社のNotator SLというソフトを使っていた。
この時代、まだDAWという言葉はなかったんじゃなかったかな。このNotatorというソフト、オーディオ録音はできなくて、あくまでもMIDIシーケンスソフトだったけど、シーケンサーとしては、現在のDAWと比べても遜色ない完成度だった(名前の通り、譜面作成ソフトとしても)。
それまではYAMAHAのQX3という単体シーケンサー専用機を使っていたのだけど、昔の電卓のようなたった二行のドットの荒いディスプレイ(しかも文字と数字だけ)から、弾いた通りに譜面を表示してくれるコンピューターへの移行は、まさに文明開化。
その後、自分の環境は紆余曲折を経て、ATARIからMacへ移行…Macの世界ではDPの前身であるPerformerが天下を取っていた…という次第。
さて、実はNotatorは、その後、いくつかの買収を経て、最終的に現在Appleが開発・販売しているLogic Pro Xにたどり着く(このあたりの歴史は、wiki参照のこと)。そう、つまりLogicのルーツがNotator。
自分は、ルーツであるNotatorも経験した上で最新版のLogic Pro Xを使っている訳だけど、とてもDNAを引き継いでいるとは思えない別物。
DPは昔のPerformer時代の面影はかなり残っているけど、そういう意味では対象的な進化を遂げている(どちらが良いという意味ではなく)。
そういえば、全然関係ないけど、あの頃はATARIもMacもフォントがキレイだったなぁ(日本語はなかったけど)。

このNotatorを使っていた頃、いろいろと未熟でたくさんの人に迷惑をかけた苦い思い出もある。
いつか恩返しをしたい。

POPにはこだわりたい

藤原ナオヒロのNew Album『Limit, Unlimit』が好調。
作詞=ナオヒロ&作曲・アレンジ=久保田条実というユニットがどうやら上手く稼働しているので、次作はナオヒロにはプロデューサーとしても責任分担してもらいたいと思っている。

さて、タイトル・チューンの[Limit, Unlimit]は、まあ40代以上のリスナーにはきっとバレてるけど、90年代初頭のハウス・ミュージックへのオマージュだ。
だって、あの頃、ハウスやりたかったのに、やれなかったのよ(汗)。
アイドル系作風のオファーばっかりで…。
で、90年代半ばにはもうR&B全盛になっちゃったし…。
でもポップス系アーティストは昔からハウスをアレンジに取り入れている人が結構多い。たぶん今どきのEDMよりポップスとの相性が良いのだと思う。そーいえばユーミンとかも…。
まあ、いまは何でもアリだし、自由にやってみたかったことをさり気なくどんどん取り入れてみたいと思う。…それがポップスの醍醐味だし。
今やってみたいのは、UKのWAVEとかやってみたい(ちょっと旬は過ぎちゃった?)。
ホントはアルバムに収録されている[Journey]という曲はそれっぽくやりたかったけど、自分のスキル不足とタイムリミットでやれなかった。今度リミックスでやってみるか。

…というわけで、今は『Limit, Unlimit』から何曲かPVを制作中なのと、CD用にブックレットの編集をしているところです。お楽しみに。

粋方心得って?

なんて読むの?って聞かれました。
「いきかたこころえ」です。
「粋方」は自分の造語です。
自分の個人的な生き方の作法みたいなモンを書くつもりで始めたブログなんだけど「生き方」って書くとなんとなく生意気なカンジだし、人に自慢できるような生き方していないし…(汗)。
でも、「何事にも粋でありたい」というのがモットーではあったので、「粋方心得」とさせて頂きました。
当初は他のブログサービスで同じタイトルで始めたのですが、今のサービスに移行してからなんとなく音楽ブログになった次第…。

DP完全復帰

ここ最近までDAWはProToolsとLogic Pro Xを併用していたけど(PTは主にミックスダウン用でLogicは打ち込み、レコーディング用)、最近、ここにDigital Performer9.5が加わった。
実はDP5くらいまでは、わりとメインでDPを使っておりました。かなりガシガシと(笑)。
やっぱり個人的には、MIDIの打ち込みは、DPが一番使いやすいな。
でもLogicがAT車だとしたら、DPはMT車ってカンジ。初心者にはあまりオススメしません(笑)。
今年から来年にかけて、ライブの機会が増えそうなので、ライブでの信頼度が高いDPを復活させたのだけど、DAWによって曲の組み立て方や作風まで変わってくるから不思議…。

ただね、UIの日本語表記がちょっとカッコ悪いです。
あと、わりと文字が小さめなので目が悪い自分にはちょっと辛い…。


モチベーションは休息から

私の夏季休暇の半分は入院などによって潰れてしまい、残りの半分のうちのほとんどは藤原ナオヒロのPVの撮影で潰れ、ある意味、本当に「オフ」だったのは1日だけだった(GW以来の休日です、ホントに)。
その日は、家に引きこもり、誰とも連絡を絶ち、夕方にフラッと散歩してサーティーワンでアイスを食べたり…。
しかも、あの殺人的な猛暑が嘘のように涼しくなってとても過ごしやすかった。
ああ、なんとも人間的な休日ではないか!

さて、アルバム制作のほうは一応一段落しているので(といっても別のプロジェクトがいくつか残っているけど)、しばらくプレイヤーとしてのスキルアップに精を出そうと思う。
自分はもともとピアノ弾きだ。
今年からライブにも力を入れていきたいと考えている。
…というわけで、練習、練習…っと。


久しぶりにDP使ってみたらえらく進化していた…(汗)

昔、メインのDAWとして、まだDigital Performer(以下、DP)を使っていた頃のある曲のデータ(12年ほど前のもの)がどうしても必要になり、DP9.52(現時点で最新バージョン)で開こうとしたらなぜか開けない…。
ファイルの読み込み中に読み込み不可能なデータが見つかりました。
というアラート…。
ちなみに、同時期の他の曲のプロジェクトデータやもっと昔の20年くらい前のデータも問題なく開ける。
で、当時は、トラックを追加したり、大幅なエディットがあると新たなプロジェクトファイルとして新規保存していたので(今のように同一プロジェクト内に別バージョンを保存するよりそちらのほうが自分的には管理がしやすかったので)、制作過程のさまざまなバージョンのプロジェクトファイルが残されているのだけど、その曲に関してはどのプロジェクトファイルも同じエラーアラートが出て開けないのです(汗)。
他の楽曲のデータは問題なく開けているので、DPやプラグインの問題ではなさそう。
おっかしいなぁ…何年か前にも一度開いた記憶があるんだけどなぁ…。
読み込み不可能なデータってなんだよ?

っつーか、今開けないと、とても困ったことに。 とりあえずプロジェクトの「Audio Files」フォルダにオーディオデータは残っているからそれを新規プロジェクトに読み込む?


Stray Sheepの残像。

私がプロデュースしているシンガー・ソングライター、HiroYuki.のアーティスト・ネームをhirosに変更することになった。
しばらく彼の新曲リリースが続きそうなので、その前に変更しておきたいという私からの申し出を受け入れてもらったのだ。
実は、「HiroYuki.」…HとYが大文字で最後にピリオド…という名前は配信サイト上で検索すると似た名前のアーティストである[Hiroyuki]さんや[HiroYuki]さんの楽曲も表示されるので、これでは混乱を招くし、双方にとっても得なことはない。…というわけでのアーティスト・ネームの変更について、どうかご理解頂きたい。。
さて、hirosとしての第一弾は『Stray Sheepは眠らない。』。これは先日リリースした藤原ナオヒロのニュー・アルバム『Limit, Unlimit』にも収録されている楽曲。ただ、メロディーは同じであっても歌詞もアレンジも全くの別バージョンである。
ボーカルのレコーディングをしたのも、ずいぶん前なのだが、埋もれさせておくには惜しい音源なので、この機会にリリースさせてもらうことにした。
この『Stray Sheepは眠らない。』は1997年の秋に、私が総合プロデューサーを務めさせて頂いたメディアミックス(当時この言葉、流行ったなぁ…)の舞台の主題歌だった。
時を経て、何人ものアーティストがカバーを出してくれているうちに、何故か久保田プロデュースのアーティストは、この曲を歌うのが通過儀礼のようになってしまっているが、別にそういう訳ではないので、悪しからず(汗)。
ついでに言うならば、hirosバージョンのこの曲は、オリジナルに一番近い雰囲気。
藤原ナオヒロとは全く違う趣になっているが、このヴォーカルは珠玉の逸品だと思うので、是非、聴いてもらいたい。(8月第2週、配信リリース予定)

ヴォーカルの録り方心得 その2

先日のブログで、藤原ナオヒロのアルバムリリース直後に私が緊急入院・緊急手術をしたことを書いたが、現在は退院し、来週の再手術に向けて体調を整えているところ。ご心配をおかけした関係者の皆様には感謝の念とともに、お騒がせしてしまったことをこの場を借りてお詫びいたします。

リリース、その後…

7月22日のアルバムリリースを見届けて、翌23日に、私は力尽きるように緊急入院、緊急オペを受ける羽目になった。
ちゃんとリリースは見届けたぞ! まるでプロデューサーの鏡ではないか!
まあ、具合が悪くなったのはアルバムのせいではないけど(いや、それもあるが)、リリース直前の一週間は、ホントに辛かったのは事実。
しかし誰にも甘えられず、耐えるしかなかったし…。

それはそれとして、制作とはいつもそういうものではあるが、やっと終わる頃には、次の課題も見えてくる。
もう立ち戻れない最後のプロセスになって、ようやっと、「ああ、あれはこうすべきだった」というモンが見えてくるのだ。くやしい…。
でも、それがあるから、次はもっと進化できるのだけど…。

アルバム完成!

藤原ナオヒロのフル・アルバム「Limit, Unlimit」が完成し、おそらく2〜3日中には主要配信ストアでリリースされるだろう(CDは1ヶ月後くらい)。
7月25日追記:現在配信中   https://linkco.re/pYa3Trs7
長い便秘がやっと解消されたような気分…。
スケジュールの関係で1曲カットせざるを得ない事態も起きたが、まあ、それはいい。
全11曲中の半分くらいは、一度シングルでリリースした曲ではあるが、それらの曲もボーカルを録り直したり、一部のトラックを差し替えたりと、全てリミックスしているので、ベストアルバムとしての要素もあるが、あくまでもオリジナル・アルバムなのである。
インディーズとはいえ、プロデュース、作曲、編曲、そしてアートワークまでを一人でこなすのはしんどい。いやあホントにしんどかった。
一人でやっているとジャッジに自信が持てなくなるときがある。
マスタリング途中で、ミックスに立ち戻ることも何度もあった。
制作過程の山場で、自分の耳が不調になったり、機材の調子も悪くなったり…もう最後のほうは悲惨でした。
(いまは38度の熱で寝込んでいます)
藤原ナオヒロがもう少し売れたら、ブレーンを増やそう。絶対に増やす!
とりあえず、おつかれさま。
そして、ゲスト・ギタリストの今井芳継氏に感謝。

ヴォーカルの録り方心得

藤原ナオヒロのNEWアルバム、完全に「出す出す詐欺」になってしまって面目ないので(いや、もうすぐです、ホントです(汗))、たまにはレコーディングの話などを…(汗)。

ナオヒロのヴォーカルの録りは、ほとんど私の自宅のプライベートスタジオで行われている。
プライベートスタジオと言えば聞こえはいいが、単なる作業部屋である(汗)。
実は、ナオヒロの場合、デモを録りながら試行錯誤したり歌詞の変更をしたり、ノリでそのまま本番テイク録ったり…という感じなので、有料スタジオを使っていたらトンデモない額になりかねないし、まあ、ウチでやったほうがリラックスしてやれるので、もうデビューの頃からずっとこれでやっている。
以前は、ボイストレーナーとのレッスンもそこでやっていた。
さて、ヴォーカルは、当然のことながらマイクで録るのである…ということは、声以外にもいろいろな音を拾ってしまうわけで。
なぜなら、作業部屋はただのマンションであって、特別な防音仕様というわけではない。
一応、マイクの後ろにSE ELECTRONICS社のReflexion Filter Proという反響防止装置を立て、防音カーテンを閉め切り、録るときはエアコンを切ったり、できる限り静寂な状況にするのだが、それでも感度の良いコンデンサーマイクはどうしても多少の環境ノイズを拾ってしまう。
まあ、「宅録」の宿命といえば宿命…。
ただ、最近はiZotope社のRX6というノイズリダクションで、環境ノイズやらリップノイズやらをキレイさっぱりカットしてくれるので、まるで完璧な防音ルームで録ったかのようなクリアな音に後から修正することができるのです。いやー便利(もちろん設定には試行錯誤があったけど…)。



ついでにピッチ修正の話も。
まあ、ピッチの修正については賛否両論あることでしょう。
多少ピッチが外れていても、それを「味」として残す場合も稀にありますが、自分の「音感」的に許容範囲を外れる場合は、容赦なくやります(ただしPopやRockの場合。クラシックやジャズはやりません)。
ボーカルって、たいがい最初のテイクが勢いがあって良かったりするんです。それなのに多少ピッチが悪いからと何度も歌い直したりしているうちに本人のモチベーションが下がったり、テイクを重ねるごとにどんどん悪くなる場合もあるので、時間の節約のためにもピッチ修正はアリ…

ALL UP

藤原ナオヒロのフルアルバムのボーカルトラックおよびコーラストラックのレコーディングがオールアップした。
ああ…長かった(汗)。
約一年、二人して、さまざまな「見えない何か」とずっと戦ってきたような気がする。
まだすべてのプロセスが終了したわけではないけど、とりあえずおつかれさま、だ。

あ、いや、自分の作業としてはここからまだ長い道のりがあるんだった(汗)。

ささやかな贅沢

GWは遊びにいった日もあったけど、ほとんど自宅スタジオ(というほどのものでもないが)で作業に没頭。
まあ、想定内ではあるけど、予定通りには捗らなかった。
藤原ナオヒロのアルバム、完全に「出す出す詐欺」になってる(笑)。
でも、自分にも藤原本人にもこだわりがある。
今後の彼のアーティスト活動を左右する作品にもなるだろう。
だから、どうしても納得のいくものを作りたい、という彼の気持ちを尊重したい。
幸いにもインディーズでの配信リリースとなるので、スケジュールはわりと自由度がある。
ズルズルとやるのは良くないけど、「いまの環境で出来るベスト」は尽くしたい。

…と、ここまで書いて、ああ、なんと贅沢なことだろう。
何にも縛られずに、本当に作りたいものを作っている。
だからもっと楽しもう。もっと頑張ろう。

末恐ろしいボーカリスト

HiroYuki.の「Like and Love」、あれはたぶん、並のシンガーでは唄えない。
アレンジ段階で別にイジワルしたわけではないのだけど、コーダのサビのリフレインでは4度上がりの転調をさせている。
コーダの転調はよくやることだけど、せいぜい2度。
でもあれをアレンジした時、どうしても4度上げたかった。
つまり、曲全体としては、非常識なほど広い音域になってしまったのだ。
そして、たぶんムリだろう…と思って試しに唄ってもらったら、唄えてしまったので、そのままいった(汗)。
しかもコーラスパートの超ハイトーンのファルセットまで…。
その時、ホント、末恐ろしいボーカリストだと思ったものだ。

実は、それが10年前。
そう、「Like and Love」も「Calendar」もレコーディングしたのは10年前。
諸事情で埋もれていた音源に再び光を当てたのが去年…というわけだ。

先日、藤原ナオヒロのネットラジオに出演の際、2曲ほど生で唄ってもらったのだけど、彼のボーカルは10年経って、劣化するどころか進化していた。
普通は歳を取れば声のレンジも狭くなり、高い音域も出なくなってくるものだけど、HiroYuki.の音域は広くなっていた。
もしかしたら、今がボーカリストとして一番脂が乗っている時期なのかも!?
これからの活躍に期待。

Like and Love
Written by HiroYuki.
Arranged and Produced by Jomi Kubota 【レコチョク】
https://goo.gl/VBjvQd
【iTunes Store】
https://goo.gl/hDVSij
【Spotify】
https://goo.gl/xXc1Vg その他主要サイトにて配信中

たまには番宣などを…

私がプロデューサーとしてかかわっている「Anpank and A」というレーベルには、現在、「藤原ナオヒロ」と「HiroYuki.」という、二人のアーティストがいる。二人ともJ-POPを王道で行く作風には違いないけど、ある意味二人の方向性は対照的だ。
HiroYuki.の作品が私小説的なのに対し、藤原は創造的。
藤原は作詞のみなので、作詞・作曲もするHiroYuki.とは単順な比較はできないけど、HiroYuki.は内省的なのに対し藤原は映像的であり絵画的だ。
ボーカルはエモーショナルで存在感の強いHiroYuki.に対して、どちらかと言えばプレーンな歌唱で聴く人の想像力を掻き立てるタイプの藤原…。
そんな二人が、このたび、初めて顔を合わせた。
藤原のネットラジオの番組にゲストとしてHiroYuki.が呼ばれたのだ。
個人的にはとても歴史的な接近遭遇(笑)。
藤原は元々先輩であるHiroYuki.のファンでもあったしリスペクトもしていたが、HiroYuki.も番組ホストである藤原を、ちゃんと兄弟子らしく、オトナの余裕で立てていた。

麗しい…(笑)。

さて、今回の番組ではHiroYuki.の弾き語りによるスタジオライブも収録された。
私もピアノでサポートしたのだが、ひとつ裏話を。
「CALENDAR」という曲を、今回は、元々のオリジナルなコード進行で演った。
(まあギターを弾きながら歌うHiroYuki.の都合で)
リリース・バージョンのアレンジでは、ほとんどコード進行を変えてしまったので、聴き比べるとずいぶん感じが違うと思う。
でも、たぶんこれがHiroYuki.が表現したかった世界観。
ほのぼのとしたフォークソングだけど、これはこれでいい味出してると思う。
ひとつ後悔するのは、もう少しスローなテンポでやればよかった(汗)。

(HiroYuki.がゲスト出演するネットラジオ「藤原ナオヒロのミッドナイト・デザート」は近日配信予定)

僕の写譜ペンはどこへいったのだろう…

たまには少し裏方的な話などを。

このところ、大量なマスターリズムを一気に書き上げなければならない状況になって、前から気になっていた[Clover Chord Systems]というマスターリズム作成ソフトを購入…。今まで譜面作成はDAWの[Apple Logic Pro X]の譜面作成機能を使うか、フリーウェアなのに無駄に良く出来ている[MuseScore]という譜面作成ソフトを使っていた。

※ちなみに、自分のDAW環境としては、[Logic Pro X]でアレンジやMIDI入力などのプリプロを行い、[Avid Pro Tools]でミックスダウン、マスタリングを行う…というプロセスが定着している。

話は戻るが、[Apple Logic Pro X]も[MuseScore]も譜面作成ソフトとしてとても優秀。[Apple Logic Pro X]に至っては、もう四半世紀以上も前に元々は譜面作成ソフトとして開発されたほどなので、こちらのスキルさえあればとてもキレイな譜面を書き出せる。
でも、マスターリズムというのはクラシックの譜面と違って、良い意味での「いい加減さ」を求められるので優秀なソフトでそれを作ろうとするとかえって手間がかかる(笑)。それにマスターリズムを必要とされる現場というのは、時間との勝負的な事情もあったりするので、手間がかかっては本末転倒…。じゃあ手書きにすれば?という意見もごもっともなのだが、じゃあ、いきなりキーの変更とかあったときに、あなたならどうしますか?(汗)
(譜面作成ソフトの良いところは、そんなときに即対応できること…)

そーいえば、昔はスタジオに入ればそういうこともキッチリやってくれる写譜屋さんというのがいたけど、今は見なくなったなぁ…。

…というわけで、良い意味でいい加減なソフト、[Clover Chord Systems]を購入したというお話。いい加減で、とても使い勝手が良いです(笑)。
欲を言えば、これがiOS対応とかになれば、譜面をプリントしなくてもiPadで表示させれば済むのだけれど…。
(まあPDFにでも書き出せばやれないことはないけど)

Journey Without End

そうそう、これは既定事項で前から決まっていたことなので、押し付けがましくアルバムリリースが遅れているお詫びなどと言うつもりはないけど、昨年リリースした「Colors of a dream」のリマスターエディションをリリースした。
ミックスもマスタリングも、決して「満足」というゴールはなく、ホント、キリがないのだけど、このリマスターはわりと上手くいったんじゃないかな、と。
そこそこ音圧を確保しつつ、ダイナミックレンジも残し、立体感も広がりもあって聞きやすいんじゃない? 憧れのGOH HOTODAさんの足元にも及ばないけど、何事も精進、精進…。

https://goo.gl/DkVwic

Great things have small beginnings. …って言うじゃない?

すごいなぁ…ちょっとミニライブやっただけでAmazonの順位とか上がっちゃうもんなぁ…。
これ、アーティストのチカラもあるけど、(自分で言うのもなんだけど)作品のパワーだよなぁ…。
改めて音源で聴いてみたいと思わせるには、やっぱりクオリティの高いもん作るしかないな…。

…っつーか、早くアルバム出せよって話(汗)。
実は収録予定曲のうち、一曲だけまだアレンジが全く出来ていないという現実…。
いいもの作るから待っててね。

One man’s trash is another man’s treasure.

以前はよく、「なぜ藤原ナオヒロのプロデュースを引き受けたの?」という質問をされた。それにはいろいろなところ、いろいろな媒体で何度もお答えしたけど、とどのつまり、彼が何者でもなく、何も持っていない子だったから…かな。
誰をも黙らせるような歌唱力があったわけでもなく、曲を書けるわけでもなく、何か尖ったセンスがあるというわけでもなく、何一つ人より秀でたものを持っていない子…。性格もちょっと面倒くさい予感がしたし、大学は出ていたけど、もしかしたらすごいバカかと思ったし、音楽が大好きなのは分かったけど、それにしては無知だった。取り柄といえば、真面目さと健康で均整の取れた身体…。
総合点としては確実に平均点を下回っていた。
でも、この取り柄の部分は重要で、それはなかなか努力して手に入れることの出来ないものだし、それ以外の部分は、実はどーにでもなるんです。
まあ、細かい経緯は省くけど、私としては真っさらなキャンパスを手にいれたようなものだった。

なんか、自分はそういうものにやりがいを感じるタイプなんです(汗)。

そして…。
「手塩にかける」というのはこういうことを言うんだろうな…。
丁寧に丁寧に(ときには厳しく)育てたつもり。
デビューから数年経った今、彼はなかなか優秀な作詞家になったし、クリエイティビティもセンスもちょっとは磨かれた。
もちろん、まだまだ、まだまだ、だ。
私の壮大な藤原ナオヒロ育成計画はほんのひとコマかふたコマ進んだに過ぎない。
まあ、ナマものをプロデュースしているので、一筋縄ではいかないけど(汗)。

わりと緊急事態案件

「アルバム制作も大詰め」と言い始めていったい何ヶ月が経っただろう(汗)。
一向に完成しないけど、別に途中で挫折したわけではない。相変わらず制作は進行中…まあ、「産みの苦しみ」なんてこういうもんだ。いかにモチベーションを保つかにかかっている。
ちなみに、昨年リリースしたアルバムのリマスター盤(配信だと「盤」じゃなくて「版」になるのかな?)を緊急リリースするので、その準備にも追われている。
さて、そんな息切れしそうな状態ではあるが、ここにきて、あるクローズドなイベントに藤原ナオヒロへの出演依頼。2曲ではあるけど、唄わせていただけることになった。バンドの準備をする余裕がないので(だって、本番まであと一週間なんだもん)、僕のピアノ伴奏だけで2曲のバラードを演ることに。
今日、最初のリハをやったけど、いやぁ、久しぶりのピアノで何が大変かって、近視と乱視と老眼で譜面が見えないこと(汗)。
当日はグランドピアノ…譜面までの距離はさらに遠くなる。
本番までに暗譜するしかないかな。

インターネットと百科事典

自分が子供の頃はインターネットのイの字もなかったけど、百科事典とか図鑑といわれるものが大きな本棚の下の二段にギッシリと並んでいた。
たぶん、小学校から中学にかけて、1ページも残らず全部読破したと思う。そう、何度も何度も。

昔の子はそうやって「雑学」を仕入れたんだよね。
あの頃の事典や図鑑に載っている写真やイラストもとても魅力的だったけど、キャプションや解説、これがまたとても想像力を掻き立てる文章だった。
特に「宇宙」関係は当時の子供には大人気のカテゴリーで、なんちゃら星雲のこととか、みんな当たり前のように語れたものだ。

インターネットって、どうしてあのドキドキ感がないんだろうね。
今は必要なときに主体的に、ピンスポットで検索しないと欲しい情報になかなか到達しない。
次のページをめくったら何が出てくるんだろう…というアレ。
たぶん、アレがドキドキなんだよな。

…という他愛もないことを、「自分が作りたいアルバムって何なんだろうな」なんてことを考えながら思っていた。

cottage industry

今はインディーズのプロジェクトでやらせてもらっているので、なんというか、完全に「家内制手工業」だ。
(他所様はどうやっているのか知らないけど…)
自分はプロデューサーと言えば聴こえは良いが、作曲、編曲、レコーディング、ミキシング、マスタリングまで担当…。あ、アートディレクション、デザイナーもやっています。
しかたがないので我慢しているけど、決して楽しいだけではない苦悩がつきまとう。
せめてミキシング、マスタリングは誰かに委ねたい。
どこかにGoh Hotoda氏みたいな人がころがっていないだろうか…。

まあ、どーでもいい話ですが…。

久保田条実という名前は芸名みたいだけど、一応、現在の戸籍上の名前。
ちなみに芸名(というかペンネーム)はあるけど、そちらはいたって「普通」の名前です(笑)。
自分は職業作曲家としては、決して量産型ではないし、そのくせ傲慢にも仕事選ぶタイプかもしれない(汗)。
本名で仕事するケースは本当に少なくて、たぶんいま取り掛かっている藤原ナオヒロのプロジェクトも含めて数えられるほど。
それにはいろいろな理由や思いがあるのだけど、まあ、それはまた別の機会に譲るとして、やっぱり本名が出てしまう仕事というのは特別な責任と緊張を感じます。
匿名性を一切排除して、リアルに「自分がやりたい音楽」という意味で。
酷評されても逃げ隠れできないし…。
歳をとって、他人に何を言われようが気にしないようにはなったけど、若い頃はやっぱり辛かった。
まあ、本名だろうがペンネームだろうが、「名前」を売って仕事をするということは、そういうことなのですが。

あ、私の正体を知っている人は、過去のスキャンダルは内緒にしておいてくださいね(…なんちゃって…)。

引き算の美学

このところ、ずっと藤原ナオヒロの話題ばかりになってしまっているが、現在彼のアルバムの制作が大詰めを迎えているので仕方がない。
結構、いっぱいいっぱいです(汗)。

さて、ネットラジオで紹介したいと言うので、今回アルバムに初収録される未発表曲を藤原氏に渡したのが昨日。
実はまだミックスが未完成なのだけど、暫定バージョンということで(汗)。
この曲「Reflection(仮題)」は王道っぽいポップな曲をやりたくて、アレンジでついついあれもこれもとパートを増やしてしまった。
ストリングス、ブラス、シンセパッド、シンセオブリ、エレキギター、アコースティックギター、SEまでも… etc.
もう隙間がないくらいぎっしりと音が詰まっていて、なんかアレンジの悪い手本のようになってしまった(汗)。
このままではモロに90年代ふうになってしまうので、ここからが大引き算大会…。
ここからどんどんパートを間引いていかなければならないのだけど、まだまだ間引き足りません(汗)。
近日配信されるラジオの中では、こってりと音が残っています。レアな途中経過としてお聴きください(汗)。

これもひとつのミラクル

ここにきて、藤原ナオヒロのアルバム制作がまたしても遅れそうだ。
でもまあ、全く悪いニュースというわけではない。
急遽、某一流ギタリストが何曲か参加してくれることとなり、トラックの追加とそれに伴う再ミックスダウンが発生するため。
リリースは遅れるけど、このアルバムは絶対に妥協したくないという思いもある。
だから、これはありがた~い話なのだ。

ナオヒロは何か「持ってる」なぁ…と思う。
ギタリストが参加することになったのはもちろん私の人脈ではあるけど、「見えない何か」を動かしているのは、ナオヒロ自身だ。そういう「ミラクル」はアーティストとしての証ともいえる(なんちゃって(笑))。


ただ、もう少し、自分のやっていることに自信を持って欲しいな、と思う今日このごろ。
ステップとしてのそういう時期なのかもしれないけど、いろいろなジャンル、いろいろなタイプの音楽を聴いて、あれもいい、これもいいと思っているうちに、自分のやっていることの方向性がこれでいいのか、と少々迷いが生じているかもしれない。まあこれもみんなが「いつか来た道」なんだけどね。
重要なのはブレないこと。

濃厚な一週間…そして心地よい疲れ。

前回は昨年の初夏くらいだったかな。
今回、ふたたびマイカのオープンスクールへ。
今回は「松任谷正隆vs武部聡志アレンジ対決」。日本を代表するアレンジャーのお二人がリアルタイムで曲を目の前でアレンジしていく様子は圧巻だった。
(しかもあんな短時間で)
ホントに勉強になった点もいくつかありまして…。
松任谷氏と武部氏のアプローチの仕方、全く違うのが面白かった。
自分のやり方は、どちらかと言えば(大変僭越ではありますが)理論派の武部さんよりも感覚派の松任谷先生のやり方に近いと思う。
でも、先に全体の設計図を…という武部さんのアプローチ、これから取り入れてみようと思う。

話は変わるけど、松任谷先生がアレンジをしている最中、同行していた藤原ナオヒロが、「あの顔、久保田さんにそっくり…久保田さんもアレンジしている時、あーゆー顔するし、ホントあんな感じでやってます」だって。ここは尊敬している方に似ていると言われて喜んでおいて良いのかな(汗)。

そういえば藤原ナオヒロのアルバム制作、リリースが遅れまくっているけど、この期に及んで何曲かアレンジのやり直しをしていて、そんなときに、マイカでアレンジ対決とか見ちゃったから、また遅れちゃうかも(汗)。

マイカに行ったその日の昼は、幕張にいた。
(幕張からマイカがある世田谷までの移動、けっこうしんどかったな…)
幕張で行われたある大きなイベントで、知り合いのシンガーがオープニングアクトを演るということだったので、それを見に行った次第。
なかなか入手困難なチケット、手配してくれてありがとう!>川口くん
実はその前の週も、川口くんが出演するコンサートに行かせて頂き、その時は彼のパフォーマンスに本当に感動して、なんと僕は客席で号泣してしまった。
こんなことは人生で初めてかもしれない。

時代や環境にかかわらず、本当に才能のあるアーティストが必ずしも恵まれているとは限らない。
でも、僕の大好きなアーティストたちには、絶対に大きな花を咲かせて欲しいと思う。


この冬、東京は極寒が続く…

なんということ!
このブログの存在、すっかり忘れていました(汗)。
いろいろと掛け持ちしているのだけど、なんだか全てのプロジェクトが同時に忙しい状態になってしまって、こういう発信系の部分は全く手が回らず…。
でも最近はネットラジオのほうは人に任せてあるので、そちらのほうはひと安心。
おかげさまでリスナー数増加中です。

しかしこういうのは良くないな。
集中力が分散してしまって結局は中途半端になってしまう。
(もちろん仕事なので、全て完璧にやらなくてはならないのだけど)
つくづく自分は「マルチタスク」には向かないのだな、と実感。

「忙しい」というのもあったけど、ここ最近は「ああ、理不尽だな」と思わされることも多々あり、そういう意味でモチベーションを下げてしまいそうになったことも何度かあった。
自分はあまり悩みを人に打ち明けて相談するタイプではないけど、今、ちょっと「指導」を受けたい気分。