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矜持というほどのものではないが

現在、藤原ナオヒロのプロデュースを手がけていて、そのアルバムを制作中なのは、オフィシャルサイトやネットラジオで吹聴しまくっているのでご存知の通り。
アルバムは配信でのリリースはもちろん、CDでも一応リリース予定。
さて、今の時代、CDを制作する必要って、果たしてあるのだろうか。
特に藤原ナオヒロのリスナーの世代はCDプレーヤーを持っている人は少ない。
音楽はスマホでダウンロードして(もしくはストリーミングで)イヤホンで聴くのが主流。気に入った曲のプレイリストを作り、ジャンルやアーティストの枠を超えて好きな組み合わせで聴く人がほとんどなので、CD以前の話として、「アルバム」という形態自体が存在意義を持たなくなり始めている。

それなのに、なぜアルバムを作るのか?

私は、ひとつのコンセプトに則ったアルバムづくりが好きだ。
それは時として音楽で綴る短編集だったり、あるいは一曲、一曲が一本の映画のワンシーンのようであったり…。

もちろん、リスナーがどういう聴き方をしようが、それは勝手。リスナーの自由。
「この一曲」を見つけてもらえれば、それはそれで感謝です。
いまや配信の時代になって、たった1曲ですら最後まで聴いてもらえれば御の字。イントロで「気分」じゃなければ、ワンボタンで次の曲に飛ばされてしまう。
たった1曲分の忍耐力と戦える曲で勝負しなければならない時代…。

でもさあ、それは「つまらない曲が多くなったからじゃないの?」と実は思っている。
だって、いいアルバムってものが、いまでも確かに存在はするし、いいアルバムは最初から最後までちゃんと聴くし。

だから、まだ作れる自信があるうちは、アルバムにこだわりたいわけですよ。
「最優秀アルバム賞」が欲しいんです。



いままでのキャリアで、シングルしかヒット出したことないので(汗)。

responsibility

先日、藤原ナオヒロに「君はどうして音楽をやっているの?」と尋ねてみた。
別に深い意味があった訳でもなく、素朴な質問として。
彼は迷うことなく、「責任です」と答えた。
その言葉にいろいろな意味が込められていることを瞬時に感じ取った。
その言葉は、もしかしたら自分が一番欲しかった言葉かもしれない。

誤解を恐れずに言うなら、音楽をやっている奴には無責任な奴が多い。
(ある意味、自分勝手じゃないとやれない職業でもある…)
自分はそういう輩に何度となく裏切られてきた。
だから「責任」という言葉がものすごく嬉しかった。

なんか、ナオヒロもいつのまにか大人になった。
大きく育ってくれた。
頼もしい奴になってくれた。
プロらしくもなってきた(ちょっとホメすぎか?)

まあね、「よし、頑張ろう!」というキモチになったよ。

HARBIE HANCOCK & WAYNE SHORTER

昨日はとても贅沢なステージを見た。
ハービー・ハンコック(ピアノ)とウェイン・ショーター(サックス)というアメリカでは大御所中の大御所であるミュージシャンのコンサート。
しかも、ベースはエスペランサ・スポルディング(ESPERANZA SPALDING)にドラムスはテリ・リン・キャリントン(TERRI LYNE CARRINGTON)。4人は合計で、グラミー賞のノミネート62回、受賞は30回!という強者揃いの夢の競演。

それがたった一夜限りのライブというから贅沢この上ない…。

こんなスーパースターたちの来日公演だったのに、まるでプライベートライブかの如く話題にならず…。
日本ってヘンな国。

会場は両国国技館。意外にも音響は良かったし、あの回転式のセンターステージもステキでした。
あっという間の2時間…。本当に夢のようでした。


気の向くままに。

たまにはDTM的な話題などを。 リリースされたばかりのiZotope Ozone8を試しに使ってみた。
ちなみにOzone6までは使っていた時期もありました。使いやすくて音も良かったのだけど、いろいろなしがらみ的な理由でマキシマイザーはWAVESのL3-16をメインにしておりました。
Ozone7のマキシマイザーの評判が良いのは知っていたのだけど、興味はありつつ乗り遅れた感があったので、今回の8はタイミングを逃さないようにしようっと。
で、まあ進化の結果、余計な機能も諸々あるのだけど…良いですね、これ。
特に「MASTER ASSISTANT」機能が便利。面白いほど簡単に結果にコミットしてくれるので(汗)ますますダメな人間になりそう…。その結果をベースにさらに作り込んでいけば、ほぼ理想に近いサウンドになりそうな予感。
(この手のモノは、簡単なのが一番だと思っております)
まあ詳しくはネット上にいろいろと詳しいレビューがあるので割愛しますが。

閑話休題。 以前、このブログで自分がプロデュースしている藤原ナオヒロの曲でベスト3を挙げたことがあったが、あれはまあ、コマーシャル的な順位で、少しばかり売り上げに媚びてしまった(汗)。ホントの心の1位は「Foretelling Rain」という曲。
フランス映画の1シーンのような情景を想像して書いた曲。
藤原ナオヒロの2曲目のシングルで(ミニアルバム『Colors of a dream』にも収録されている)、あの時点では彼にはちょっと大人過ぎるかな、と思ったけど、多少は恋や別れの経験なども経た今なら、少しはあの曲が似合うようになったかもしれない。
そういえば、何故か奴は恋愛モノの曲が圧倒的に少ないイメージなので、もう少しその割合を増やさなければいけないかもな。
実は現在制作中のアルバム収録曲も、恋愛モノが少ない…その次のアルバムでは新たな「恋愛の教祖」を目指そう…(ムリか!?)。


『ブレードランナー 2049』を観てきた

凄い! 4DX+3D
※ネタバレなし
4DX+3Dというバージョンで観てきたんですけどね、ちょっと後悔…。
もちろん映像は3D。
4DXというのは「体感型」の上映システムで、いやあ、シーンに合わせて雨が降ったり雪が降ったり風が吹いたりスモークが出てきたり…座席は前後、上下、左右に激しく動き、ドスッ、ドスッと衝撃も伝わってくる。首筋に熱風も吹きかけられた(汗)。
慣れるまでなかなか映画に集中できません(笑)。
座席が動くのだけは、なんとなく重力を感じられて良かったかな。
でも、最初に頭から水を被ったときは、ホントにビックリしました(汗)。

IMAXバージョンでもう一度見たい。
なんか、ストーリーの世界にどっぷり浸かりたいんだよね…変なエフェクトはいらないので。

”ペチャッ”とか”ピャッ”とか…

藤原ナオヒロのフルアルバムを制作中である。

先週、アレンジ用の仮歌を2曲ほど録った。あくまでも仮歌なので歌詞も未完成だし、かなりラフな歌唱だ。アレンジをするにあたって、この仮歌をガイドメロディとし、声質に合ったアレンジを組み立てていくわけだ。

さて、今回、仮歌を録ってみると、かなりの頻度で「ペチャ」とか「ピャッ」というノイズが乗る。いわゆるリップノイズというやつだ。
今まではそういうことは少なかったのだけど…そう、ナオヒロは現在、歯の矯正中…。矯正用のワイヤーのせいで、発音に影響をもたらしているのだ(汗)。

むむむ、本番レコーディングはどうしたものか。
しばらくは矯正ワイヤーをはずすわけにもいかないし、現実的なリップノイズ対策を考えざるを得ない。
(数が少なければ波形整形で修正してしまうのだが)

iZotopeのRX6というノイズリダクション・ソフトが優秀らしいが、効果のほどはいかに?
とりあえず、手持ちのAdobe Auditionのノイズリダクション機能を使ってやってみるか…(ちょっと手間はかかるけど…)。

HOW CAN I BREATHE

人生にはあまりにもラッキー過ぎて感謝を忘れてしまうこともある。

もう30年以上も前の話ですけど、約一年間ほど、ジャズピアニスト界の巨匠、北条直彦先生に師事しておりました。
(きっと先生ご自身も私のことなど、とっくのとうにお忘れになっているだろう…でも、先生の影響でウィントン・ケリーが大好きになったのですよ)
北条先生は、当時からすでに有名な教則本の著者としても活躍されていたけど、今では大御所中の大御所…日本のジャズ界では知らなければ「潜り」と言われかねない存在…。
いまだったら直接レッスンを受けるなんてことは不可能だったかもしれない。

…というわけで、ふとお名前を思い出したのでググってみたら、ご高齢にはなられていても元気でご活躍のご様子…。

ときどき、自分の音楽キャリアのルーツにジャズもあったってことを忘れちゃうんだよね(汗)。
お仕事的にはあまりジャズのほうにベクトルが向くことはなかったけど、自分の作品の中にはところどころジャズのエッセンスが活かされていると思う。
下積み時代の思い出は、黒歴史的なことが多すぎて無意識に封印していることも多いけど、最近、プチ・スランプ気味なので、一度、引き出しを全部開けて整理整頓してみるかな…。

It always seems impossible until it’s done.

藤原ナオヒロのミッドナイトデザート14」では、岡さん人気が上昇中なので引き続きパーソナリティをお願いしている。
…ん、まあ、軽く嫉妬。

季節の変わり目のせいか、体調が思わしくなく、モチベーションも落ちているけど、早急に片付けてしまわなければならないことも山積しているので、甘ったれたことを言っている場合ではない。
もともとのんびり屋だけど、こうも時間が足りないとさすがに焦ってしまう…(汗)。
メンタルかなりやられている状態だけど、ここは頑張って乗り切ろう。

藤原ナオヒロのフルアルバム制作も現在進行中だけど、作業は遅れまくっている。
たぶん、僕より藤原本人のほうが焦っているだろうな…。
自家レーベルって、そーゆーとこルーズ(汗)。
ダメダメ、ちゃんとリリース予定は守ろうね!

あー、面白いこと、なーんもない。


ちゃんと生きてます(汗)。

先日の「藤原ナオヒロのミッドナイトデザート」(ネットラジオ)に出演していなかったし、このブログやFB等の投稿もしばらくなかったので、「久保田条実重病説」が出ているらしい(汗)。
まあ、体調が悪いのは事実ですが、大丈夫、生きています。
それよりも、いくつかのプロジェクトが遅れまくっていて、そちらのほうで心労が…。

一進一退

先日、藤原ナオヒロのニューシングルが配信リリースされたが、本人は自身のボーカルをあまり気に入っていない模様…。誰かに何か言われたのかもしれない。なんか落ち込んでる(笑)。

それでいいんだよ。満足したらそれで終わり。
アルバムバージョンでリベンジしろ。

まあ、プロデューサーとしては責任を感じないわけではないけど、こういうきっかけで何か「気づき」があればいいんじゃない?
今日は久しぶりにボイトレに行くって言っていた(笑)。
最近、ギターのレッスンも受け始めたようで、やる気は上々。

これはバラして良いのかどうか分からないけど、歯の矯正も始めたようで、普通にしていてもちょっと口もとが尖っていて笑える。ま、プロ意識の現れということで…。

the real pleasure

藤原ナオヒロの新曲の配信準備がやっと整った。
前回のミニアルバムから少しブランクがあったせいか、今回はちょっとしんどかったなぁ…。
でも、今回自信作。

最近、「藤原ナオヒロっぽい」という個性がなんとなく見えてきたような気がする。だから、どんなベクトルで曲を作っていても、ちゃんと「そこ」に着地できる自信がついた。

これぞプロデュースの醍醐味


踏ん張ることは吊るすこと!?
Hang in there!

十年ほど前から数年間、ポップスの制作のほうはずっと中断していて(半ば引退状態)、藤原ナオヒロのプロジェクトでキャリアを再開した時は、なかなかカンを取り戻せなくて正直焦った。
ブランク前までは自分の才能とスキルには絶対的な自信があったけど、そういう思い上がった奴ほど、一度自信を失うとなかなか立ち直れないのよ(汗)。
なにしろ数年間の間に、ソフトやハード、制作のノウハウについてもいろいろな進化があって、自分は完全に浦島状態だった。
案の定、ナオヒロの第1作なんて酷いもんで(もうそれは封印したが)、いやあ、そこからは死に物狂いで空白の数年間を埋めた、埋めた(汗)。

今はもう完全にカンと自信を取り戻しました。

クオリティ的にもスキル的にも、そして環境的にも、そのへんの若者には負けへんで~!
プロデューサーとしての分析力も健在だと思う。
何か、やることなすこと、ちゃんと時代がついてきている実感…これ、大切なんです。
うまくいっていないときは、もう何をやってもダメで…。

まあ、いろいろ問題がないわけではないです。
でもせっかくいい波がきているカンジなので、今が踏ん張りどころ…。

夏風邪は、何故か長引く

いろいろなことがなかなか思うように進まないけど、それでも少しずつは前進。
今週は、藤原ナオヒロの『Beginning』という曲のボーカルを、制作中のアルバム用に録り直しを行った。
シングルとしては昨年11月にリリース。現在、主要配信サイトにて配信中

実はナオヒロのレコーディングは少しブランクがあったせいか、なかなかうまくハマらず、足掛け3日かかった。
声は以前より出るようになっているんだけどなぁ…。
やはりボーカルは「生モノ」なので難しい。
声が出ていても、どうしても生理的なものが出てしまう。
ピッチとか細かい強弱とかは機材的なマジックでどうにでもなるけど、そういったテクニック的なこととは別次元で「しっくりくる」ときもあればダメなときもある。
今回のレコーディングは75点くらいかなぁ…。

もう一度録り直すかどうかは、後でゆっくり考えよう(汗)。

なんかこのところ、僕自身がコンディションが悪くて…それが元凶のような気もする。


誕生日週間に運を使い果たした

先日、マイカミュージックラボラトリーの創立30周年記念ライブの最終日に行ってきた。
会場はマイカの地下にあるスタジオ。
そう、ユーミンがいつもツアーのリハーサルをやる、あのスタジオだ。
広く告知もされていなかったようだし、観客はわずか100人余り…どちらかといえばシークレットライブ的な趣。
松任谷正隆校長はもちろん、全国ツアーの真っ只中のユーミン、そして大貫妙子、杉真理といった大物ゲストも!
内容はあまりにもレアすぎて絶句!の連続。

なんか宝くじに当たったみたいな高揚感です(笑)。
いいもん観たなぁ。

あ、蛇足ですが、その数日前に行った東京国際フォーラムの「宇宙図書館ツアー」は、座席は11列目でした(笑)。

台風一過

このところ、いろいろと忙しかったこともあり、藤原ナオヒロの新曲のアレンジが中断したまま(汗)。
いささか手前味噌ではあるが今回も名曲の予感…なのでプレッシャーの金縛り状態になっているという自覚も若干ある。

それはさておき、現在はフルアルバムを見据えたフェーズに入っていて、収録候補曲もある程度までは決まっているのだけど、なんか「色」が足りないなぁ…。
方向性としては間違っていないけど、「何かが足りない」感じ。
このところ、詞先の作業がルーティーン化しているのが原因かもしれないと思い、ナオヒロが歌詞を書く前に、先に新しい曲を書いてみた。

…いいかも。

歌詞のイメージに囚われすぎて曲が書けなくなることもあるんだな。
でも、きっと、その逆もしかり。

配信の時代で良かった…ということもある。

現在、世の中に出回っている藤原ナオヒロデビュー曲『グランドスラムはミニアルバム『Colors of a dream』に収録されたリミックス・バージョンのみ(のハズ)。
本当のオリジナル・バージョンはとうに配信が終了しているので現在は入手不可。
配信当時にダウンロードした人には、もちろんいまでも聴いて頂くことはできるけど、その頃はまだファンも少なく、ダウンロード数も決して多くはなかったので、非常にレアな代物になっている。
いや、別にプレミア化を狙ったわけじゃないですよ。
理由は言えませんが、ホントは返金しても良いから、PCやスマホから削除して欲しい気持ち(汗)。
…それはプロデューサーの責任と矜持として。
ある意味、配信の時代で良かった。CDという物理的なメディアが残るよりは精神衛生上、だいぶ良い。

さて、その『グランドスラム』、ボーカルを録り直したりはしていない。リミックス・バージョンも正真正銘、デビュー時のナオヒロの歌声。
(ボーカルとコーラス以外のトラックは全て差し替え)
いっそ、こちらを正式なデビュー・バージョンということにしてしまおう(ここだけの話)。
オリジナル・バージョンは未来永劫、二度と世の中に出回ることはない(ことを祈っている)。


マイカというのは「雲母」のラテン語読みらしい…なるほど

やっぱりいろいろと悩み事が尽きないせいか、気持ちが落ち込んだり集中できなかったり…といった今日このごろ。
そんな週末、松任谷正隆氏が校長を務めるマイカミュージックラボラトリーのオープンスクールに参加させてもらった。
自分が受講したのは「アレンジ対決!松任谷正隆VS寺岡呼人」という講座。
そういえば、Anpank and Aというインディーズ・レーベルを立ち上げてから、音楽制作はほとんどスタンド・アローンで打ち込みをコツコツやってきたから、久しぶりにスタジオ・セッションの空気を味わえて嬉しかった(ただの見学者ではあったけれども)。
一流の先輩方のお話を聞きながら、ああ、やっぱり自分がやってきたことは間違っていなかったと再認識したり…。
なんか小学生の感想文みたいだけど、ホントに「よし、明日からも頑張ろう!」って気持ちになったんだよ。
大事でしょ? こーゆーことって。


マグロはtuna、でもトロはtoroって知ってた?

いわゆるJ-POPと言われるジャンルでは、いまどきはイントロも間奏もアウトロ(エンディング)もあっさりと短め…。
いろいろな要因があるけど、ひとつには音楽メディアの主流がダウンロードやストリーミングになってきたことと関係があるらしい。
(参考:http://www.afpbb.com/articles/-/3124147
まあ、ポップミュージックというのは「文化」だから、時代とともに変化していくのはある意味必然。
でも、主に80年代のコンテンポラリーミュージックの円熟期に洋楽・邦楽を聴きまくり、影響を受けてきたオッサンとしては、ちょいと物足りないし、寂しさを感じる…。
ポップ、ロックに限らず、歌モノの音楽を聴いていても、どんなミュージシャンが参加しているのかが気になったし、彼らが演奏するイントロや間奏、そしてアウトロもその曲の重要な一部として存在感を放っていた。
昨今は、聴くほうの集中力も持たないらしく、イントロや間奏が長いと、そこで次の曲に移ってしまうらしい…ストリーミングって便利だけど容赦ないのね(汗)。

僕がアレンジする曲は、「どれもイントロが長い」ってよく言われるけど(汗)、これでも短くなったほうなんだけどな…。

まあ、こちらもそういう時代にこういう仕事しているわけだから、別に強情に抗いはしないけど、どこかで抵抗したいキモチも、ある。
ちなみに、比較的好き勝手やらせてもらっている藤原ナオヒロのプロジェクトでは、もう聴く人のほとんどが(たぶんナオヒロ本人でさえも)次の曲に飛ばしてしまうであろうアウトロとかに、ヒッソリと自分のこだわりのソロなんかを忍ばせたりして遊んでいる。ほとんど自己満足の世界…誰も聴いちゃいないよな、と思いつつ…。

6月13日は何の日?

翻訳アプリに「Happy birthday to you」と入れても「幸せな誕生日をあなたに」とはならず、ちゃんと「お誕生日おめでとう」と翻訳されるようだ。
…というわけで、藤原ナオヒロくん、誕生日おめでとう!

東京に出てきて5年か…(計算合ってる? Twitterで5年目とか言っていたけど、6年目じゃない?)。
奴がアーティストとして着実に成長する姿をリアルに目の当たりにして、「ああ、ヒトってこんなに変わるもんなんだ…」って、マジで思った。いや、大げさじゃなくて。もちろん良い意味で。

まあ、けっこう手を焼いたこともあったけどね…泣かされたこともあったし(汗)。



…え、それ作戦?

十年前のカレンダー

先日、このブログ(「十年一日…」の項)にも書いた、HiroYuki.の次のリリース曲「Calendar」の配信準備がやっと整った。
結局、BassとStringsに加えPianoもDrumsも差し替えました(汗)。
あと、かすかに聴こえる両サイドのAcoustic guitar、2パート分も。
やっぱりリズム隊が変わると、曲のイメージが変わる。まあ今回はそれが「吉」と出た(と信じたい)…。
Grooveも変わったので、ボーカルとの違和感が心配だったけど、それは意外と大丈夫そう。
どうせなら、クレジットに「Remix」と入れてもらいたいくらい(汗)。

やっぱりArrangerとして名前が出るのに十年前のアレンジのままで世に出してしまうというのは、ちょっと抵抗があったので。
ボーカルも取り直しが出来る状況だったら、もっと抜本的にアレンジをやり直したところだけど、それはまた次の機会に。

〈6/12 追記〉 HiroYuki.の『Calendar』は6/12より、主要配信ストアにてダウンロード、ストリーミングを順次開始。
レコチョクはこちら
iTunesはこちら



「鼻の差」は英語で言うと「win by a nose」らしい

手前味噌で申し訳ないが、自分がプロデュースしている藤原ナオヒロの曲からベスト3を挙げよ、というリクエストがきたので…(汗)。
ハッキリ言うけど、僕には「捨て曲」は無いのでどれも鼻の差で優劣つけがたい。
…という前提で、敢えて挙げるなら…。

第3位:「Not A Chance!」 ゲストミュージシャンとしてギタリスト・今井芳継氏が参加。
アバンギャルドなギターが炸裂しています(汗)。
ナオヒロの歌詞もおもしろい。
実はJ'sY2の「Second chance!」という曲のリメイク作品。
iTunes Storeはこちら。

第2位:「遠い街で。」 もともと初期にシングルリリースした曲だけど、リミックス・バージョンがアルバム『Colors of a dream』に収録されています。
実はナオヒロの曲で最もダウンロード数が多い曲(汗)。
颯爽とした感じがうまく出ていて、アレンジも気に入っています。
Youtubeはこちら。

第1位:「Who is to blame?」 なんか、洋楽っぽいのやりたいね…みたいな発想が最初にあったような。
ナオヒロの歌詞も、この頃からいいカンジになってきた。
暗いけど、しっかりした世界観があって好きです。
Youtubeはこちら。

以上、無理やり挙げたベスト3でした。
でも、ホントに全部好き(笑)。


出来たらいいな…的な。

ここ数日は、HiroYuki.の次のリリースに向けてミックス&マスタリング、そして藤原ナオヒロの新曲のアレンジというのが必須タスクではあったが、それ以外の案件やらヤボ用やらでいろいろと慌ただしく、なかなかはかどらず(汗)。

何か変わった出来事があったとすれば、元J'sY2のVocal、Yuengさんが藤原ナオヒロの作詞のディレクションをしている…ということくらいか。

J'sY2といえば、昨年、ナオヒロの「Not A Chance!」という曲でギターの今井芳継氏にゲスト参加してもらったが、そういえば、J'sY2のアルバムの20周年リミックスを出そう、という話もあったのだった(汗)。全く作業が進んでいないけど(当時のマルチを再生できる環境がなくて…)。
でもまあ、このままYuengさんがそろりそろりと復帰モードに入ってくれれば、リミックスのほうも、派手に祭り上げるキッカケになるんだけど(笑)。
さて、どうなることやら…。

ちょうど良い塩梅

他の作曲家の人たちは、曲を作るとき、どうやって作っているのかな…と、ときどき思うことがある。
自分の場合は、ピアノに向かって作るときもあれば、楽器のない場所で口ずさみながら五線に音符を書いていく場合もある。
先にコード進行を決めてからそれにメロディーを嵌めていくときもあるし、リズムパターンが先のときもある。
…そう考えると、実はツールやセオリーは二の次なのかも…意外と。
ただ、「何かしているときにフッとメロディーが浮かぶ…」みたいなオカルトみたいなことはめったにない。
まれにそういうことがあったとしても、それは自分の中にストックされているメロディーの断片が、ただ無意識に出てくるだけのことだと思っている。


さて、この写真は普段使っている五線ノートと写譜ペン。マスターリズム(簡単なアレンジ譜)はもっとデカい五線紙に書くけど、作曲の過程で使うにはちょうど良い大きさ。A5(横)サイズに五線が6段。ホントに使いやすいので買いだめしてあります(汗)。
この写譜ペンはナカノというメーカーのもので、Amazonで千円弱(先に紹介した五線ノートもナカノ製)。書きやすいけどペン先はすぐヘタる(汗)。だから交換用のペン先も買いだめしてあります。やっぱり書き味は万年筆メーカーが出している高価なものにかなわないけど、この値段ならもし失くしても諦めがつくし…。

パソコンの打ち込みでサウンドを作っているわりには、意外とアナログな作曲プロセス…。
長年の経験から見つけたちょうど良い塩梅ってやつ。

反恋愛至上主義

随分前に藤原ナオヒロのオフィシャルサイトのインタビューでも少し語ったことだけど、最初は全くプロデュースする気持ちなんて無くて、彼はさっさと田舎に帰ったほうが良い…と思っていた。
大志を抱いて田舎から出てきても、気がついたらやり直すには手遅れの年齢になって、惨めな人生を送っている奴、たくさん知っている。才能があれば必ず成功するってもんでもないし(そもそも「成功」ってなんだ?)、運を当てにするのはいいけど、他人の人生に責任なんて持てない。何の約束も保障もしてあげられない。
だから知り合ってから最初の一年間くらいは、一定の距離を持って見守っていた。安請け合いだけはするまい…と心に固く誓っていた。

結局は彼の「覚悟」のようなものを感じて、こちらも心を動かされ、本格的にサポートをするようになった次第だけど、やるからには彼にもいろいろな条件を課さなければならなかった。ここではその詳細を書くつもりはないけど、ひとつだけ明かすと「恋愛禁止」(笑)。
いまどきそんな前時代的な?と思われるかもしれないけど、実は意外とリアルに切実な問題だ。
実際問題、恋愛している時間ないでしょ?ってこと。それでも「ただの恋愛」のうちはいい。音楽のほうが優先順位が高いうちはね。ある程度まではこちらも見てみないフリはするつもり。

でも、「結婚」とかになってくると話は違ってくる。
結婚するということは「生活」していく、ということだ。生活のため、収入のために不本意な仕事を受けるようになるし、場合によっては自分のクリエイティビティに反することをしなければならなくなる。
(この時点で夢の方向転換をする輩がどんなに多いことか…)
だいたい子供でも出来たら、いつの間にか子供優先、家庭優先になり、たくさんの「守るもの」に押しつぶされるようになる…そーゆー奴、たくさん見てきた。そうなったら目も当てられない。シアワセ一杯の子煩悩なマイホームパパになってしまったら、もう修復不能だ。

彼は「アーティストとしてやっていきたい」と言って僕のもとに来たのだから、それは守ってもらおう。こっちだって生活が懸かっているんだ。

「普通の人が手に入れられないものが欲しいなら、普通のシアワアセはあきらめて」

これが僕が彼に課した条件のひとつだ。

アーティストなら恋愛経験も必要なんじゃないの?と思う人もいるかもしれない。
芸人にとってのオンナ遊びが…

十年一日…

たぶん近いうちに HiroYuki.の『Like and Love』に続く第2段の新曲が Anpank and A Records よりリリースされる。
『Like and Love』はこちら
以前にも書いたが、HiroYuki.の一連の作品は約10年前にアレンジされレコーディングされたもの。大人の事情でリリースが見送られていたが、ここへきてやっと日の目を見ることになった次第…。

さて、今回の一連のHiroYuki.作品のリリースにあたって、全てレコーディングし直すという選択肢は無かった(汗)。予算的にもスケジュール的にも…。
ホントはヴォーカルも含め、全取っ替えしたいのが本音。おそらく本人だってそうに決まっている。打ち込みのスキルなんてそんなに進歩していないけど、やっぱりアレンジにもトレンドがあって、音色もちょっと古臭い。
『Like and Love』はBassだけは少し今っぽいカンジに差し替えた。あとはミックスで配信向きのバランスに整えマスタリングをした。当時のMIDIデータも残っていないし、時間的にそれが精一杯だった。
第2段となる『カレンダー』という曲も、せめてMIDIデータが残っていれば、全トラックの音色を差し替えたいところなのだけど、取り急ぎBassを差し替え、あとStringsは目立つパートなので、それも差し替えるつもり。
ホントはPianoもDrumsも差し替えたい…(涙)。ま、時間があれば。


I want you baby, tonight!

藤原ナオヒロとのプロジェクト(以下「Fプロジェクト」)では、初期の一部の曲を除いて、ナオヒロが歌詞を書き、自分が作曲と編曲をしている。
まずはたたき台となる歌詞をナオヒロが書き、あとは曲をつける段階でメロディに合わせて歌詞を調整していく…というプロセス。
たたき台を書く前に、曲の方向性や歌詞のストーリーの細かい設定まで打ち合わせておく。
これは予想していなかったことだけど、意外なことに彼は作詞が好きらしい。ヒマさえあれば取り憑かれたように歌詞を書いている。
まあ、それは良いのだが、クオリティにはまだムラがあって、たまにとんでもないフレーズを書いて来たりするので驚いてしまう。
いきなり「I want you baby, tonight! オトコの性(さが)~」とか(汗)。アイドル時代の近藤真彦じゃあるまいし(笑)…もう自分の目を疑った。そして15分くらい腹を抱えて笑った。
たぶん、ボキャブラリの問題なんだろうな…。
最近、がんばってたくさん本を読むようにしているみたいだけど、語彙を増やすには努力しかないからね、頑張って。

これはあくまでも私の持論に過ぎないけど、歌詞は想像力と語彙さえあればいくらでも書ける。たとえば、彼は恋愛経験が浅いことをコンプレックスに思っているようだけど、プロのアーティストがみんな曲の数だけ恋愛をしているわけではない。そもそも、おのれの人生経験なんて、なんぼのもん? 小説家だって作詞家だって、みんな「リアルなフィクション」を書いて勝負しているのだ。
まあ、ナオヒロは想像力は豊かなほうかもね。あとは、自分が創造したストーリーがファンタジーなのかリアルなのか、自分でも混乱して分からなくなるくらいになれば一人前のアーティストだ(笑)。ま、言うは易しだけど。

トラックには歪みを。
サウンドには酸味を。

少しDTM作業の話などを…。
基本的にDAWはオケのアレンジ段階ではAppleのLogic pro Xを、ボーカルのレコーディングや最終的なミックスダウンではAvidのPro Toolsを使っている。その他、wavesのpluginなどを中心にあれこれ。
さて、wavesのpluginは、セールを利用してちょこちょこと購入したりしているのだが、4月のセールでNLSというpluginを購入した。
…ホントはもう少し前に買えていたら、『Colors of a dream』のミックスに間に合ったのになぁ…。
NLSの技術的なお話はここでは割愛するけど、ひとことで言えば、音にわずかな歪みを足してアナログっぽくするとでも言えばいいのか…。
友人(昔のバンド仲間)に薦められて購入したんだけど、いいわ、これ。本番で早く使いたい。
さしあたり、HiroYuki.の次の曲のリリースには間に合いそうだから使ってみるかな。

話変わって、藤原ナオヒロのフルアルバムを制作中だということは、前にも書いたけど、既にシングルでリリースしている『Not a chance!』や『Beginning』なども収録予定。もちろん、ミックスはやりなおすけど、『Beginning』に関してはボーカルも録り直したい。いや、絶対録り直させる。
あの曲は、いろいろと事情があって緊急にリリースしなければならなかったこともあって、比較的売れたわりには完成度がイマイチ。アレンジ的にもバックコーラスにかなり助けられている(汗)。ナオヒロ本人も録り直しには了承しているしね。
ナオヒロの新曲も制作中で(仮タイトル:Interest)、少し酸味の効いたアーバン&スタイリッシュ。でも、カッコいいエレピのフレーズが思うように弾けなくて、珍しく練習中(打ち込みなんか使わねーよ)。


「Anpank and A」という
レーベル名

「Anpank and A」レーベルはきわめて個人的なインディーズ・レーベルだ。だからとても貧しい(汗)。
制作にあまりお金をかけられないので、レコーディングからミキシング、マスタリングまで全て私のプライベートスタジオで自社完結させなければならない。
ついでに、私自身がグラフィック・デザイナーでもあるので、ジャケ写撮影からブックレットのデザインといったアートワークまで全てやっている。
もちろん、「趣味」や「お遊び」でやっているわけではないので、お金をかけるところにはかけなければならないけど、自力でできる部分は全て自力でやる。
そのかわり、外部からの干渉は受けないし、自分たちがやりたいことに忠実でいられる、という利点もある。
CDというメディアが売れない時代になって、配信という手段がメインになった今の時代、できるだけこじんまりと、小回りが利くほうがやりやすい。

…でも、ときどき息切れするわけですよ(笑)。
生きていくためには、ウチのレーベルの仕事だけしているわけにはいかないので、けっこうしんどいです。
せめてあと一人、手弁当で手伝ってくれるスタッフがいればなぁ…。

閑話休題。「Anpank and A」というレーベル名の語源。
藤原ナオヒロがデビュー前に受けていたボイストレーニングで、「アンパン、神田、アンコ~」と大きい声で何度も言う発声練習があった。
Anpan kanda....Anpank and a....
つまり「アンパン、神田」のアナグラムというわけ。ここだけのナイショということで。


Colors of a dream

…ということで、ブログの副題として「プロデューサー日誌」とすることにした。
考えてみたら、SNSではあまり音楽プロデューサー視点で何かを書くということをしていないし(むしろ避けている)、でも、記録として制作のプロセスを残しておくのもいいかな、と思って。

さて、2017年4月、藤原ナオヒロが初のCDアルバムをリリースした。デビューしてからずっと「配信」のみでやってきて、まあこれからも配信を中心にやっていくことは変わらないけど、やはりCDという物理的な実体があるというのはいいものだ。何より「親孝行」になる(笑)。ナオヒロの親御さん世代には、「配信」という怪しげなメディアはピンとこないらしい。CDを手にして初めて「ああ、息子はホントに東京で音楽をやっているんだな…」と実感されたことだろう。
今回のCD(タイトルを「Colors of a dream」という)は、アルバムと言っても、本格的なアルバムではなく、あくまでも実験的に制作したミニアルバム。現在、正式なフルアルバムは制作中だが、それとは別に、既に配信が終了している初期の楽曲3曲を何らかのカタチで残しておきたいというのもあって、1曲の新曲を追加してリリースした。
あと、AmazonのDisk on demandというシステムを利用するにあたって、ジャケットやブックレット(歌詞カード)も含めて製品としてのクオリティがどの程度のものか、試してみたかったというのもある。
つまり今回は検証的なリリース。
検証結果としては、プラス面、マイナス面、それぞれあるけど、まあだいたいは予想通りのクオリティだった。

あー、これは配送の問題だと思うけど、ウチに届いた製品のうち何枚かはケースが破損していました(もちろん返品、返金扱いです)。


テーマが決まらない。

昔、『禁煙日記』というブログをやっていた頃は、毎日書くことがたくさんあった。

今は無いなぁ…。

別に日常が平凡になったというわけではなく、たぶん日常ネタはTwitterやFacebookなんかで適度にアウトプットしちゃっているからなんだろうな…。

愛猫に関する話題も、ここで敢えてするほどではないし…。

まあ、そのうちに、ここのテーマも自ずと決まっていくことでしょう。
(たぶん、敢えてSNSではあまり触れない音楽制作の話とかになるような予感…)

こっそりと、ひっそりと…。

こっそりと、ひっそりと新しいブログを始める。

僕が何か独り言のようなことを言ったところで、誰も興味を持たないだろうけど、いいのいいの、ここは誰かに読んでもらうというよりは、覚え書き帳みたいなもんだから。

2014年から藤原ナオヒロというシンガーのプロデュースをしているけど、プロデュースというより「藤原ナオヒロ」という名のユニットを二人でやっている感覚。

彼はある意味、自分のアバター(分身)。こんなことを言ったら彼は嫌がるかもしれないな…でも、自分が表現したい音楽、世界観を彼の肉体を通して表現している…そんな感じ。大事に、大事に育てている、もうこれ以上はムリっていうくらいに(笑)。ちょっと過保護かも?

もう一人、HiroYuki.というシンガーソングライターもプロデュースしていて、最近、第1弾をリリースしたけど、実はHiroYuki.との関わりのほうがずっと古く、かれかれ10年以上の付き合いにはなる。

先日リリースした「Like and Love」も種を明かせばレコーディングしたのは10年前だ。

いろいろなことがあって(大人の事情的な)10年経って、やっとリリースできた、というのが正直なところ。HiroYuki.には失礼な言い方かもしれないが、まずは「在庫」を全て片付けてしまわないと、メンタル的にも前には進めない(汗)。「わだかまり」はもうないけど、本当の意味で真っさらなキモチで彼と向き合うには、僕にはもう少し時間が必要なのだ。

いや、HiroYuki.には感謝もしていて、10年前に奴とのプロジェクトが頓挫しなかったら、今の自分はいないと思う。たぶん藤原ナオヒロとも出会わなかっただろう。
そう考えると、いろいろと不思議。不思議な縁…。
でも、この全くタイプが異なる二人のアーティストと関われることは、ミュージシャンとして、とてもシアワセなことだと思っている。

僕のフィールドを広げてくれて、本当にありがとう。