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マグロはtuna、でもトロはtoroって知ってた?

いわゆるJ-POPと言われるジャンルでは、いまどきはイントロも間奏もアウトロ(エンディング)もあっさりと短め…。
いろいろな要因があるけど、ひとつには音楽メディアの主流がダウンロードやストリーミングになってきたことと関係があるらしい。
(参考:http://www.afpbb.com/articles/-/3124147
まあ、ポップミュージックというのは「文化」だから、時代とともに変化していくのはある意味必然。
でも、主に80年代のコンテンポラリーミュージックの円熟期に洋楽・邦楽を聴きまくり、影響を受けてきたオッサンとしては、ちょいと物足りないし、寂しさを感じる…。
ポップ、ロックに限らず、歌モノの音楽を聴いていても、どんなミュージシャンが参加しているのかが気になったし、彼らが演奏するイントロや間奏、そしてアウトロもその曲の重要な一部として存在感を放っていた。
昨今は、聴くほうの集中力も持たないらしく、イントロや間奏が長いと、そこで次の曲に移ってしまうらしい…ストリーミングって便利だけど容赦ないのね(汗)。

僕がアレンジする曲は、「どれもイントロが長い」ってよく言われるけど(汗)、これでも短くなったほうなんだけどな…。

まあ、こちらもそういう時代にこういう仕事しているわけだから、別に強情に抗いはしないけど、どこかで抵抗したいキモチも、ある。
ちなみに、比較的好き勝手やらせてもらっている藤原ナオヒロのプロジェクトでは、もう聴く人のほとんどが(たぶんナオヒロ本人でさえも)次の曲に飛ばしてしまうであろうアウトロとかに、ヒッソリと自分のこだわりのソロなんかを忍ばせたりして遊んでいる。ほとんど自己満足の世界…誰も聴いちゃいないよな、と思いつつ…。

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