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ヴォーカルの録り方心得 その2

先日のブログで、藤原ナオヒロのアルバムリリース直後に私が緊急入院・緊急手術をしたことを書いたが、現在は退院し、来週の再手術に向けて体調を整えているところ。ご心配をおかけした関係者の皆様には感謝の念とともに、お騒がせしてしまったことをこの場を借りてお詫びいたします。


さて、「ヴォーカルの録り方心得」の続編である。
藤原ナオヒロの場合、彼の声は、実はわりと抜けが悪く、オケに埋もれがちな声をどうしたら立たせることができるか、いろいろと試行錯誤があった。
EQでローをカットし、ハイを持ち上げて硬めの音にしてしまうのは簡単ではあるけど、それだとただただ耳障りだし、個人的に「ボトムのない声」(←表現として正しいかどうか分からないが)が好きではない。ボーカルとぶつかるオケの周波数帯域を調整してみたり、エンハンサー系のエフェクトを使ってみたり…と、いろいろと試したけど、いまひとつしっくりこなかった。

まあ、私のスキル不足なのは間違いないのだけど…(汗)。

…で、いろいろなサイトなどを参考に行き着いたのが、マルチバンド・コンプレッサーだった。
ボーカルトラックにマルチバンド・コンプレッサーを使うという方法論は情報としては知っていたけど、試したことはなかったので、青天の霹靂、灯台下暗し、大正デモクラシーだ!
たまたま自分はWAVES社のC6というマルチバンド・コンプレッサーを持っていたので、これでゴニョゴニョと弄っているうちに、なんか良いカンジの設定の仕方が見えてきた。まあ、これはあくまで藤原ナオヒロの声質に合った設定の仕方なので、ここで披露しても仕方がないと思うので公開はしないが、しばらくは、この方法でいこうと思う。(注:写真はこの設定とは無関係です)

WAVES C6

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