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たまには番宣などを…


私がプロデューサーとしてかかわっている「Anpank and A」というレーベルには、現在、「藤原ナオヒロ」と「HiroYuki.」という、二人のアーティストがいる。二人ともJ-POPを王道で行く作風には違いないけど、ある意味二人の方向性は対照的だ。
HiroYuki.の作品が私小説的なのに対し、藤原は創造的。
藤原は作詞のみなので、作詞・作曲もするHiroYuki.とは単順な比較はできないけど、HiroYuki.は内省的なのに対し藤原は映像的であり絵画的だ。
ボーカルはエモーショナルで存在感の強いHiroYuki.に対して、どちらかと言えばプレーンな歌唱で聴く人の想像力を掻き立てるタイプの藤原…。
そんな二人が、このたび、初めて顔を合わせた。
藤原のネットラジオの番組にゲストとしてHiroYuki.が呼ばれたのだ。
個人的にはとても歴史的な接近遭遇(笑)。
藤原は元々先輩であるHiroYuki.のファンでもあったしリスペクトもしていたが、HiroYuki.も番組ホストである藤原を、ちゃんと兄弟子らしく、オトナの余裕で立てていた。

麗しい…(笑)。

さて、今回の番組ではHiroYuki.の弾き語りによるスタジオライブも収録された。
私もピアノでサポートしたのだが、ひとつ裏話を。
「CALENDAR」という曲を、今回は、元々のオリジナルなコード進行で演った。
(まあギターを弾きながら歌うHiroYuki.の都合で)
リリース・バージョンのアレンジでは、ほとんどコード進行を変えてしまったので、聴き比べるとずいぶん感じが違うと思う。
でも、たぶんこれがHiroYuki.が表現したかった世界観。
ほのぼのとしたフォークソングだけど、これはこれでいい味出してると思う。
ひとつ後悔するのは、もう少しスローなテンポでやればよかった(汗)。

(HiroYuki.がゲスト出演するネットラジオ「藤原ナオヒロのミッドナイト・デザート」は近日配信予定)

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