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リリース、その後…

7月22日のアルバムリリースを見届けて、翌23日に、私は力尽きるように緊急入院、緊急オペを受ける羽目になった。 ちゃんとリリースは見届けたぞ! まるでプロデューサーの鏡ではないか! まあ、具合が悪くなったのはアルバムのせいではないけど(いや、それもあるが)、リリース直前の一週間は、ホントに辛かったのは事実。 しかし誰にも甘えられず、耐えるしかなかったし…。 それはそれとして、制作とはいつもそういうものではあるが、やっと終わる頃には、次の課題も見えてくる。 もう立ち戻れない最後のプロセスになって、ようやっと、「ああ、あれはこうすべきだった」というモンが見えてくるのだ。くやしい…。 でも、それがあるから、次はもっと進化できるのだけど…。

アルバム完成!

藤原ナオヒロのフル・アルバム「Limit, Unlimit」が完成し、おそらく2〜3日中には主要配信ストアでリリースされるだろう(CDは1ヶ月後くらい)。 ( 7月25日追記:現在配信中   https://linkco.re/pYa3Trs7 ) 長い便秘がやっと解消されたような気分…。 スケジュールの関係で1曲カットせざるを得ない事態も起きたが、まあ、それはいい。 全11曲中の半分くらいは、一度シングルでリリースした曲ではあるが、それらの曲もボーカルを録り直したり、一部のトラックを差し替えたりと、全てリミックスしているので、ベストアルバムとしての要素もあるが、あくまでもオリジナル・アルバムなのである。 インディーズとはいえ、プロデュース、作曲、編曲、そしてアートワークまでを一人でこなすのはしんどい。いやあホントにしんどかった。 一人でやっているとジャッジに自信が持てなくなるときがある。 マスタリング途中で、ミックスに立ち戻ることも何度もあった。 制作過程の山場で、自分の耳が不調になったり、機材の調子も悪くなったり…もう最後のほうは悲惨でした。 (いまは38度の熱で寝込んでいます) 藤原ナオヒロがもう少し売れたら、ブレーンを増やそう。絶対に増やす! とりあえず、おつかれさま。 そして、ゲスト・ギタリストの今井芳継氏に感謝。

ヴォーカルの録り方心得

藤原ナオヒロのNEWアルバム、完全に「出す出す詐欺」になってしまって面目ないので(いや、もうすぐです、ホントです(汗))、たまにはレコーディングの話などを…(汗)。 ナオヒロのヴォーカルの録りは、ほとんど私の自宅のプライベートスタジオで行われている。 プライベートスタジオと言えば聞こえはいいが、単なる作業部屋である(汗)。 実は、ナオヒロの場合、デモを録りながら試行錯誤したり歌詞の変更をしたり、ノリでそのまま本番テイク録ったり…という感じなので、有料スタジオを使っていたらトンデモない額になりかねないし、まあ、ウチでやったほうがリラックスしてやれるので、もうデビューの頃からずっとこれでやっている。 以前は、ボイストレーナーとのレッスンもそこでやっていた。 さて、ヴォーカルは、当然のことながらマイクで録るのである…ということは、声以外にもいろいろな音を拾ってしまうわけで。 なぜなら、作業部屋はただのマンションであって、特別な防音仕様というわけではない。 一応、マイクの後ろにSE ELECTRONICS社の Reflexion Filter Pro という反響防止装置を立て、防音カーテンを閉め切り、録るときはエアコンを切ったり、できる限り静寂な状況にするのだが、それでも感度の良いコンデンサーマイクはどうしても多少の環境ノイズを拾ってしまう。 まあ、「宅録」の宿命といえば宿命…。 ただ、最近はiZotope社のRX6というノイズリダクションで、環境ノイズやらリップノイズやらをキレイさっぱりカットしてくれるので、まるで完璧な防音ルームで録ったかのようなクリアな音に後から修正することができるのです。いやー便利(もちろん設定には試行錯誤があったけど…)。 Reflexion Filter Pro ついでにピッチ修正の話も。 まあ、ピッチの修正については賛否両論あることでしょう。 多少ピッチが外れていても、それを「味」として残す場合も稀にありますが、自分の「音感」的に許容範囲を外れる場合は、容赦なくやります(ただしPopやRockの場合。クラシックやジャズはやりません)。 ボーカルって、たいがい最初のテイクが勢いがあって良かったりするんです。それなのに多少ピッチが悪いからと何度も歌い直したりしているうちに本人のモチベーションが下がったり、テ...

ALL UP

藤原ナオヒロのフルアルバムのボーカルトラックおよびコーラストラックのレコーディングがオールアップした。 ああ…長かった(汗)。 約一年、二人して、さまざまな「見えない何か」とずっと戦ってきたような気がする。 まだすべてのプロセスが終了したわけではないけど、とりあえずおつかれさま、だ。 あ、いや、自分の作業としてはここからまだ長い道のりがあるんだった(汗)。

ささやかな贅沢

GWに江ノ島で撮った風景 GWは遊びにいった日もあったけど、ほとんど自宅スタジオ(というほどのものでもないが)で作業に没頭。 まあ、想定内ではあるけど、予定通りには捗らなかった。 藤原ナオヒロのアルバム、完全に「出す出す詐欺」になってる(笑)。 でも、自分にも藤原本人にもこだわりがある。 今後の彼のアーティスト活動を左右する作品にもなるだろう。 だから、どうしても納得のいくものを作りたい、という彼の気持ちを尊重したい。 幸いにもインディーズでの配信リリースとなるので、スケジュールはわりと自由度がある。 ズルズルとやるのは良くないけど、「いまの環境で出来るベスト」は尽くしたい。 …と、ここまで書いて、ああ、なんと贅沢なことだろう。 何にも縛られずに、本当に作りたいものを作っている。 だからもっと楽しもう。もっと頑張ろう。

末恐ろしいボーカリスト

HiroYuki.の「Like and Love」、あれはたぶん、並のシンガーでは唄えない。 アレンジ段階で別にイジワルしたわけではないのだけど、コーダのサビのリフレインでは4度上がりの転調をさせている。 コーダの転調はよくやることだけど、せいぜい2度。 でもあれをアレンジした時、どうしても4度上げたかった。 つまり、曲全体としては、非常識なほど広い音域になってしまったのだ。 そして、たぶんムリだろう…と思って試しに唄ってもらったら、唄えてしまったので、そのままいった(汗)。 しかもコーラスパートの超ハイトーンのファルセットまで…。 その時、ホント、末恐ろしいボーカリストだと思ったものだ。 実は、それが10年前。 そう、「Like and Love」も「Calendar」もレコーディングしたのは10年前。 諸事情で埋もれていた音源に再び光を当てたのが去年…というわけだ。 先日、藤原ナオヒロのネットラジオに出演の際、2曲ほど生で唄ってもらったのだけど、彼のボーカルは10年経って、劣化するどころか進化していた。 普通は歳を取れば声のレンジも狭くなり、高い音域も出なくなってくるものだけど、HiroYuki.の音域は広くなっていた。 もしかしたら、今がボーカリストとして一番脂が乗っている時期なのかも!? これからの活躍に期待。 Like and Love Written by HiroYuki. Arranged and Produced by Jomi Kubota 【レコチョク】 https://goo.gl/VBjvQd 【iTunes Store】 https://goo.gl/hDVSij 【Spotify】 https://goo.gl/xXc1Vg その他主要サイトにて配信中

たまには番宣などを…

私がプロデューサーとしてかかわっている「 Anpank and A 」というレーベルには、現在、「 藤原ナオヒロ 」と「 HiroYuki. 」という、二人のアーティストがいる。二人ともJ-POPを王道で行く作風には違いないけど、ある意味二人の方向性は対照的だ。 HiroYuki.の作品が私小説的なのに対し、藤原は創造的。 藤原は作詞のみなので、作詞・作曲もするHiroYuki.とは単順な比較はできないけど、HiroYuki.は内省的なのに対し藤原は映像的であり絵画的だ。 ボーカルはエモーショナルで存在感の強いHiroYuki.に対して、どちらかと言えばプレーンな歌唱で聴く人の想像力を掻き立てるタイプの藤原…。 そんな二人が、このたび、初めて顔を合わせた。 藤原のネットラジオの番組にゲストとしてHiroYuki.が呼ばれたのだ。 個人的にはとても歴史的な接近遭遇(笑)。 藤原は元々先輩であるHiroYuki.のファンでもあったしリスペクトもしていたが、HiroYuki.も番組ホストである藤原を、ちゃんと兄弟子らしく、オトナの余裕で立てていた。 麗しい…(笑)。 さて、今回の番組ではHiroYuki.の弾き語りによるスタジオライブも収録された。 私もピアノでサポートしたのだが、ひとつ裏話を。 「CALENDAR」という曲を、今回は、元々のオリジナルなコード進行で演った。 (まあギターを弾きながら歌うHiroYuki.の都合で) リリース・バージョンのアレンジでは、ほとんどコード進行を変えてしまったので、聴き比べるとずいぶん感じが違うと思う。 でも、たぶんこれがHiroYuki.が表現したかった世界観。 ほのぼのとしたフォークソングだけど、これはこれでいい味出してると思う。 ひとつ後悔するのは、もう少しスローなテンポでやればよかった(汗)。 (HiroYuki.がゲスト出演するネットラジオ「藤原ナオヒロのミッドナイト・デザート」は近日配信予定)

僕の写譜ペンはどこへいったのだろう…

たまには少し裏方的な話などを。 このところ、大量な マスターリズム を一気に書き上げなければならない状況になって、前から気になっていた[Clover Chord Systems]というマスターリズム作成ソフトを購入…。今まで譜面作成はDAWの[Apple Logic Pro X]の譜面作成機能を使うか、フリーウェアなのに無駄に良く出来ている[MuseScore]という譜面作成ソフトを使っていた。 ※ちなみに、自分のDAW環境としては、[Logic Pro X]でアレンジやMIDI入力などのプリプロを行い、[Avid Pro Tools]でミックスダウン、マスタリングを行う…というプロセスが定着している。 話は戻るが、[Apple Logic Pro X]も[MuseScore]も譜面作成ソフトとしてとても優秀。[Apple Logic Pro X]に至っては、もう四半世紀以上も前に元々は譜面作成ソフトとして開発されたほどなので、こちらのスキルさえあればとてもキレイな譜面を書き出せる。 でも、マスターリズムというのはクラシックの譜面と違って、良い意味での「いい加減さ」を求められるので優秀なソフトでそれを作ろうとするとかえって手間がかかる(笑)。それにマスターリズムを必要とされる現場というのは、時間との勝負的な事情もあったりするので、手間がかかっては本末転倒…。じゃあ手書きにすれば?という意見もごもっともなのだが、じゃあ、いきなりキーの変更とかあったときに、あなたならどうしますか?(汗) (譜面作成ソフトの良いところは、そんなときに即対応できること…) そーいえば、昔はスタジオに入ればそういうこともキッチリやってくれる写譜屋さんというのがいたけど、今は見なくなったなぁ…。 …というわけで、良い意味でいい加減なソフト、[ Clover Chord Systems ]を購入したというお話。いい加減で、とても使い勝手が良いです(笑)。 欲を言えば、これがiOS対応とかになれば、譜面をプリントしなくてもiPadで表示させれば済むのだけれど…。 (まあPDFにでも書き出せばやれないことはないけど)

Journey Without End

そうそう、これは既定事項で前から決まっていたことなので、押し付けがましくアルバムリリースが遅れているお詫びなどと言うつもりはないけど、昨年リリースした「Colors of a dream」のリマスターエディションをリリースした。 ミックスもマスタリングも、決して「満足」というゴールはなく、ホント、キリがないのだけど、このリマスターはわりと上手くいったんじゃないかな、と。 そこそこ音圧を確保しつつ、ダイナミックレンジも残し、立体感も広がりもあって聞きやすいんじゃない? 憧れのGOH HOTODAさんの足元にも及ばないけど、何事も精進、精進…。 https://goo.gl/DkVwic