自分はキーボードプレーヤである。 一応、ピアノの専門教育を受けてきたので、そこそこ弾ける。 …なのでDTMの打ち込み作業は、ステップ入力するよりリアルタイム入力のほうが断然早い。 ついでに高校時代はブラスバンド部でパーカッション・パートだったので、ドラムもそこそこ叩けた。 (もう何年も叩いていないので過去形だけど…) ただ残念なことに、弦楽器が全然ダメで、中学生の頃、小遣いを貯めてフォークギターを買ったけど、あまり上達しなかった。 いや、上達どころかいまだに全然弾けない。 だから自分がアレンジするギターパートやベースパートは、きっとギタリストやベーシストに言わせればすごくウソ臭いだろうな、と思うわけで…(汗)。 それでもまあ、ここ十年くらい、ギターやベースのソフトウェア音源は、かなりリアルなアーティキュレーションを再現できるようになった。 昔と違って、今ではデモ段階でかなり「それっぽい」ギターパートやベースパートが作れるので、完成形がイメージしやすくてとても便利。 リードギターなど、存在感バリバリなパートなんかはあとでギタリストに本物のギターに差し替えてもらうにしても、サイド的なパートでは打ち込みのまま「嘘ギター」や「嘘ベース」を貫くことも少なくない(汗)。まあ、特にポップスの歌モノでは。 …逆に、これは絶対にホンモノじゃないとダメという場合もちゃんと心得ています。 要は「何を聞かせたいか」が大事なわけで。 現在好評を頂いている 藤原ナオヒロ の「 Limit Unlimit 」も、ゲストプレイヤーの Imai 氏のギター以外は、アコースティックギターもエレキギターも全て私の嘘ギター…一応、内輪では「ジェレミー」という名前の専属ギタリストという設定にしています(汗)。 あ、ベースは「レオナルド」君です。