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意外性こそリアル

先日、あまりにも仕事のストレスが溜まっていたので、気分転換のつもりで映画『ロケットマン』を観に行った。
ご存知の方も多いだろうが、これはエルトン・ジョンの半生を描いた映画。
ストーリーのネタバレになるようなことは書かないつもりだけど(っつーか、ノンフィクションのストーリーにネタバレもなにもないと思うけど)、監督があのクイーンのフレディ・マーキュリーを描いた『ボヘミアン・ラプソディ』の最終監督だけあって、ちょっとテイストが似ている。
ある意味、欧米のショービズにおけるサクセス・ストーリーのテンプレートのようなお話。
セクシャリティとドラッグのエピソードはもはや必須。一度頂点まで上り詰めたあと一気に坂道を転げ落ち、そこから這い上がるストーリーって、向こうの人は好物なのだろうか。
どちらにしても、日本人にはあり得ないスケールのデカさは感じるけど、正直ちょっと食傷気味かも。
「伝説」ってこうやって作られていくんだなぁ…。
噂によれば、ボーイ・ジョージを題材にした伝記映画も企画されているらしいし、これも同じ路線になるのかな?
自分は世代的に、クイーンもエルトンもカルチャー・クラブも、まさにど真ん中なので、まあ仮に映画が駄作でもそれなりに楽しめたりはするのだけど、テンプレート的ではない伝記映画、観たいなあ。
そういえば、ずいぶん昔に観た、ティナ・ターナーの伝記映画、これもやはりミュージシャンの「蘇生」の物語だったけど、黒人女性が仏教の経文を唱える姿に不思議とリアリティを感じておもしろかった。
そうか! 「リアリティ」というのは、カッコいい伝説化されたストーリーじゃなくて、日常の中にある意外なエピソードの描写にあったりするのだな。

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